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目覚め ページ3
Aside
「・・・・。」
目を覚ますとそこは白を基調とした
部屋だった。
体を起そうと力を入れると、
全身に貫くような激痛が走る。
なぜこんなに体が痛むのか、原因は
よく覚えていない。
私は体を起すのを諦め、辺りを見回した。
「・・・。」
自分が寝ているベットの隣には様々な機械が設置
されていて、定期的に発せられている電子音が
部屋に響いている。
ここは病院なのだろうか。
こんな私が病院に入院できるなんて
ありえないのだが・・・
「・・・・。」
誰かが運んでくれたのか・・・？
誰が？
なぜ？
私をどうするつもりなのか？
「・・・。」
今後の事を考えるだけで頭が痛む。
鳴り響く電子音が遠くなる。
意識が遠くに飛んでいく。
部屋に差し込む日の光が強くなり、
目の前は真っ白になる。
意識を完全に手放す直前に
扉の開く音が聞こえた気がした・・・。
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年7月20日 13時
