[鬼滅の刃]鬼滅男子の短編集。

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『ふっはぁ！！片付け終わった〜！！』


どうだ！見たか！
と一人体育倉庫で叫ぶ私。

言った後に後悔するのは直さないとな……
よし、今から気を付けよう


『このあとカップルがここでキャッキャウフフしたりしてねー笑笑
それはな((ｶﾞﾗｯ』


体育倉庫のドアが空いた。
寒くて締め切ってたのに……誰だよ開けるバカは

ドアの方を見てみると、そこにはしのぶさんを押し倒す実弥先生がいた。



―――……
――――――……

こういうことだ。


お分かり頂けただろうか
私が自分でフラグを立て、そのフラグを回収したことを。


発言には気を付けようと決めたのに……


てか、これじゃ出れないじゃん
どうすんだよ……

実｢ん……っ｣

し｢ふっ、ぁ……ん、さねっ、み、せんせっ……｣



嘘だろ始めやがった

てかしのぶさんの声！色気ありすぎだろう畜生！！


エ、ほんとにどうしよう、絶対ここにいない方がいい気がする
実弥先生最後までしちゃいそうだもん

私さすがに最後まで見るつもりはないから！

てか声聞きたくないし！



実｢それぐらいでへばってどうすんだよォ｣

し｢やっ、めっ((んぁっ……っ｣


ホラもう何でこんなピンクオーラ出てる所にいなきゃなんないの……


耳を塞いでも聞こえてくる甘い声、いやらしい水音。
マジでやだ……


ｶﾀｰﾝｯ!!

『！？』


ヤバイ！！
近くにあった棒を倒してしまった。



棒は大きな音を立てて倒れ、ｶﾗﾝｶﾗﾝ……と実弥先生の元へと転がっていく。




……が、しのぶさんとの接吻に夢中でその音に気付かない。
しのぶさんも実弥先生から与えられる快楽で頭が真っ白なのだろう。

なんの反応もなしで、顔はトロンとしている。



マジかよ、そこまで夢中になるか？

そして、実弥先生はしのぶさんの服に手をかけ……((ｶﾞﾗﾗｯ!



富｢誰かいるのか？｣



実弥先生が手を出す直前で富岡先生が入ってきた。

うちにとってはナイス！！
だけど二人にとってはヤバイ！



富｢…………｣


しのぶさんと実弥先生を交互に見たあと、富岡先生が静かにこう言った。


富｢仲が良いのは良いことだな。｣


悪気ないんだろうけどね？
この一言で実弥先生の地雷を踏んじゃったみたい。


実｢こんのクソ大根ー……っ！｣

ﾄﾞﾀﾀﾀッ！

富(俺はなにかいけないことを言ったのか？)

そのまま、二人は光の速さで体育倉庫から出ていった。





そのあと、しのぶさんに見つかり、半殺しにされながら帰りましたとさ★

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