大丈夫…。〈緑〉-two-

Episode 66 ページ16

濱田side


ライブ初日...


やっぱり神ちゃんはプロだ。


ゲネプロでは立ち位置を間違えないように人一倍集中していて、


声をかけるだけでは返事をしてくれないほど。


俺らはそんな神ちゃんの姿に心配になりつつも


神ちゃんらしい頑張り屋な姿を見守り本番を迎えた。





重岡「盛り上がれんのか!!」


JW「「「俺ら次第やーーーーーーー!!!」」」


そして始まったライブ。


舞台の上では全く苦しい表情を見せず、神ちゃんは全て長袖の衣装でアンコールまで


初日をやりきった。


アンコールが終わり裏に捌けるとフラフラと座りこんでしまったが、


俺らの心配をよそに初日を終えた神ちゃんをメンバー皆尊敬した。


そこから一週間。


俺らはホテル生活を送りながら一日ニ公演を全力で駆け巡った。


そして最初の会場での最終公演。


重岡「俺たちがーー!!」


JW「「「ジャニーーーズ...」」」


ジャス民「「「「WESTーーーーーーーーー」」」」


パァァァァァァァンッ!!


ジャス民「「「「キャーーー！！！w」」」」


重岡「ありがとーーー！」


桐山「また会おうねーー！」


中間「愛してるよーーー♡」


濱田「バイバーイ」


ジャス民「「「「キャーーーーー♡」」」」


俺らは嬉しい歓声をバックに裏へ捌ける。


重岡「お疲れさまでしたーw」


スタッフ＆Jr. 拍手


小瀧「イェーイw」


藤井「笑笑」


俺らは無事一会場目の公演が終わったことに安心していた。




バタンッ


だからこの音が聞こえてきたとき、


俺はすぐに反応することができなかった。

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