Story336 松城 ページ22
有沙「…今回の犯人は、澪の格好をした別の誰かだ」
中也は目を見開いていた
澪「この世界に未練でも残したから、戻ってきたのか」
有沙「んー、特にないかな
それより、聞いてみたいじゃん
作戦を、さ」
中也「おい、有沙
どういうことだァ?」
有沙「私は必然的に、ヒトの歩幅を見る癖があるんだよね
平均的な澪の歩幅と、私を撃った奴の歩幅は全く違かった
それに、殺すならちゃんと殺す
澪ならね」
澪「じゃあ、何で殺さなかったか」
有沙「憧れって越えたいし、邪魔な存在だもん
そいつが崩れていく瞬間を見たかったんじゃない?」
『あー、傷口が痛い』なんて零す有沙
中也も割と考え始めている
有沙「お前の作戦、隣で見たくなった
全部の詳細を教えてよ
力なら、首領に直談判してあげるからさ」
澪「ゴメン
お前が目を覚ましてから、作戦が完璧に行く方法を思いついた」
有沙「こりゃ、早く退院しなきゃね
中也、退院の準備してきて店に泊まらせてくれるって言われた
アップルパイ食べたい」
中也「……コイツ、けが人かよ」
それは、僕も思った
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作者名:松城美樹 x他1人 | 作者ホームページ:https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時:2018年3月17日 23時