この世界は不条理で。59 ページ13
………
A「ゴメン、待った？」
緑谷「いいや、全然」
風呂上り
髪からポタポタと雫が絶え間なく落ち続けていた
A「…んで、動き方だよね」
緑谷「うん」
A「飛ぶ瞬間あるじゃん？
その一瞬に周りを見て、崩れない踏み場を探し出してその高さや距離によって
足の力の入れ方が違うんだよね
もれなく、今日の魔獣の避け方は相手の出方を予測して一瞬で視界から消えるって感じ
…一瞬で名所を決めたりしなきゃいけないから、多分緑谷くんには難しいかもしれないけど」
緑谷「いや、良いヒントをもらった気がする…！
今、僕がやってみるから見ていてくれるかな！？」
A「…まぁ、良いけど」
怪しまれない程度に、仲良くはしとかないとね…
すると、目の前で飛び跳ねる緑谷出久
飛びながら『こんな感じかな』と聞いてくるから
『そうだね』と言ってもう一言付け加えた
A「あと、そこの木の枝
腐っているから気をつけた方が良いよ」
それと同時に、緑谷出久は枝に足を掛けた瞬間に折れ地面へと激突した
緑谷「いてて…」
A「強度とかも瞬時に判断しなくちゃいけないから、慣れていないと大怪我に繋がるよ」
緑谷「そうだね…」
轟「まだ、練習やってんのか？
緑谷」
緑谷「あ、轟くん！
魔獣の時の動き方を霊園さんから教わってたんだ」
轟「そうか…
俺、純粋に疑問に思ったんだが……」
そう言うと、少しだけ言葉に詰まった轟焦凍に緑谷出久が『どうしたの』と言葉が出るように促した
轟「緑谷って、普段女子と話すときってしどろもどろっつーか…
テンパっているだろ？」
緑谷「あ、うん」
自覚あるんだ…
轟「でも、それは霊園に対してはなんないんだなって思っただけだ」
その言葉を聞いて、『確かに』と思った
緑谷「あ、本当だ…
でも、何でだろ……」
考え始めた緑谷出久は、ぶつぶつと念仏を唱えるかのように呟き始めた
そして、それを見るなり轟焦凍はこっちをじろじろ見てきた
怪しまれてるな…
警戒は怠るつもりはないけど、これ以上『敵』だと思われると手にを得なくなる可能性がある
轟「お前の個性、俺と似ているんだな」
………あれ、コイツ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿バカだったっけ？((
確か、推薦入学者じゃなかったっけ？
轟「お前の個性、炎と氷と『水』使えるんだな」
『水』…？？？
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月19日 19時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠ねむちん(プロフ) - 漬け抹茶さん» コメントありがとうございます!少し読みやすさなど気にしていたので、意見が聞けて嬉しかったです。これからも、この小説をよろしくお願いします!!! (2018年8月13日 21時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
漬け抹茶(プロフ) - すごく面白くて読みやすいです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 64a5f6a1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年8月4日 22時
