【東リベ】Re: (ページ16)

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凪「彼女を守れなくて、申し訳ございません」

頭を下げた凪にぃだったものの、おばさんに
『何で、青水さんが頭を下げるんですか。顔を上げてください』と云われてしまう
顔を上げれば、涙を浮かべてはポツポツと呟くおばさんの言葉を聞く

怒り

悲しみ

憎悪

色々な感情が、混ざり合っていた
歪な言葉のカタチがとてもじゃないけど、言葉に形容しがたい

凪にぃがこちらを少し見ては、
おばさんたちを見つめ直し、口を開いた

凪「俺には、頭を下げる義務があります
うちの者が無許可で病室に入ったことは然り、
娘さんが被害に遭われてしまったこと………

お父さん方の気持ちは、察することはできません
本当に申し訳ございませんでした」

再度、頭を下げた凪にぃ
上の人間の風格で、本当に感服するしかない

「………もう、帰ってくれ
今は、君たちのこと視界に入れたくない」

凪「また、後日伺わせていただきます
失礼致します」

『行くぞ』

その指示に従おうとすれば、
後ろに居た佐野万次郎くんと龍宮寺堅くんに『そういう訳』と凪にぃが云えば、
『どういう訳』と真剣な表情で返された

凪「………まぁ、とりあえず、
ここで話すのもなんだし、来れば？」

…僕の頭の良い兄貴様
おバカなんですか？？？

万次郎「"また今度"が今日になったね」

笑顔で…
しかも、僕に向かって云ってくるから、
兄貴が睨みを聞かせて僕を見てくる

しまいには、『どういうことだ』と圧をかけられる始末だ

A「賽銭、投げに行った時」

凪「そこまで言われてねぇ」

A「臨機応変に対応しなよ」

凪「俺が悪いんか」

A「僕を放置していたのが仇となったよね」

凪「………一応、お目付け役は居るというのに」

A「そんなの無駄だから、辞めときなよ」

凪「……取り締まり強化だな」

A「止めよう、無駄な労力
…ましてや、僕なんかの為に」

凪「一々、危なっかしーんだよ
お前は、癪に障ることを平然とやりやがる」

なんか、呆れられたんだけど