アイドルな君と病気の私。 (ページ20)

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聡side

『余命もそんなながくないんだけどね笑』

どんどん話をすすめていってるAちゃん

『20歳ぐらいまでしか生きられんらしいんよね笑』

20歳……？うそでしょ。

聡「Aちゃ…『こんな病気ならなかったらよかったのにね。』

……｣

僕は答えることができなかった。

僕なんかよりずっと

重くて

辛くて

怖さと

戦ってるAちゃん。

僕はどうしたらいいかわからなかった。

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神「Aっ。あかんやろ。」

『あ…ごめん。』

そう言ってAちゃんは出ていってしまった。

神「ごめんなぁ。たまにあんねんあれ。

精神状態が不安定やんな。悪気ある訳やないんよ。

そこだけわかってやってや。

多分戻ってきたら謝ると思う。せやからそんときは許してやって！

いつも通りに接してやってな！」

そう言って神山さんはAちゃんの後を追ってった。

そりゃ不安定になるよね。

今の僕でもなるっていうのに…。

何の力にもなれてなくてごめんね。

君の力になれるように頑張ることにした。

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