4話 人集り ページ5
おしゃれなカフェへ歩みを進めれば道の端の人集りが目に入る。
『なんだろ、あれ』
｢芸能人でもいるんじゃないのか？｣
｢ブイ〜？｣
横を通る際にジャンプをして輪の中心を覗きみれば、褐色の肌に赤いバンダナ、ヘラヘラと軽く笑みを浮かべファンの子達に愛想良く対応してる姿が目に入る。
『あ＿＿』
｢どうした？A｣
『いや、なんでもないの、行こ』
｢ん？あぁ｣
『(き、キバナさん、キバナさんだ、まさかこんなに早く遭遇するなんて思ってなかった…リリアに報告しないと…)』
リリアにメッセージを送り、父の手を引き人集りから数メートル離れたカフェに足を踏み入れればブイゼルをモンスターボールに戻し適当な席に座る。
｢いらっしゃいませー、ご注文お決まりですか？｣
ニコニコと愛想のいい笑みを浮かべこちらに話しかけてくれたお姉さんに好印象を抱きつつメニューに目を通す。
｢カプチーノホットで｣
『キャラルマキアートホットでお願いします』
｢かしこまりました〜少々お待ちくださいね〜｣
少し経って違う爽やかな店員さんが飲み物を運んでくれればお礼を言って久々に父と他愛のない話をする。
｢そういえばさっきの人集り｣
『凄かったね〜』
｢それもそうだけど、人集りの中心にいたのってキバナくんじゃないか？｣
『え、お父さんキバナさんと知り合いなの？』
人気物や流行に疎い父の口から"キバナ"という単語が出てくれば目を見開き身を乗り出す
｢知り合いも何もお前遊んでもらってたろ、ほら近所にいたお前の2歳年上の男の子｣
『え…た、確かに名前同じだなぁって思ってたけど』
｢いやぁ、変わってないなぁキバナくんは｣
脳みその処理が追いついていないわたしを置いて昔の記憶に浸る父を見れば頭を抱える。
『(えっ、てことはキバナさんはキバナお兄ちゃんであって、キバナさんが…？)』
｢ははっ、懐かしいよ、"オレさまドラゴンタイプの使い手になるんだ！"っていきなり言い出した時は驚いたもんだ｣
『そ、そうなんだ…？』
聞けば聞くほどキバナさんがあの頃のキバナお兄ちゃんだと信じられず曖昧な返事をするのがやっとだった。
｢ちょうどいい、挨拶でもしに行くか？｣
『え？！で、でも流石にもう居ないよ、ね？』
｢それもそうだな、ガラル地方にはまだいるし次タイミングがあった時でいいか｣
もし外にキバナさんが居たらどうしよう、なんて頭の中で完璧なフラグを立てれば外へ出る
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ROM-ロム-(プロフ) - キバナ推しには最高ですわ…あなたが神ですか()素敵な小説、ありがとうございます！更新、頑張ってください！ (2022年2月18日 18時) (
レス) @page26 id: 9ff21fafd2 (このIDを非表示/違反報告)
りーいか - キバナ好きには、たまんない！すごい好きやわまじで！更新待ってます！無理せず頑張ってください！ (2020年11月24日 21時) (レス) id: 5ed0e12fec (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 月巳 椿さん» わぁぁぁなんと嬉しいお言葉...！最近サボり気味なので頑張って更新します！コメントはすっごい励みになるので嬉しいです！無理のない程度に頑張ります！ (2020年2月10日 21時) (レス) id: dd3c456777 (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - もうキバナさんが好きなのに、この小説でより好きになりました！無理せず頑張ってください！！ (2020年2月10日 17時) (レス) id: 4804da1457 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 松野かほさん» 待たせてしまって申し訳ない.......()これからも妄想全開で頑張ります、これからもよろしくお願いします！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: 3241b0dcf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつりちゃん | 作成日時：2019年12月22日 5時
