2話 思い出 ページ3
キバナsid
もう日課とも言えるポケスタグラムの投稿を終えれば送られたコメントを読み、#で自分の名前に関連された投稿を流し見る。
｢ん？これって…｣
1人の少女が目に止まる、アッシュグレーのゆるくウェーブのかかった髪、オレさまと似た淡い青色の瞳。
ニコリと笑みを浮かべてピースをする端麗な顔。
｢A？｣
確かめるように名前を呼べば幼い頃の記憶がフラッシュバックする。
あれは確かオレさまが7歳の頃＿＿＿＿
『キバナお兄ちゃん！』
｢なんだーA｣
『わたしね、大きくなったらお父さんと結婚するの！』
自分じゃないのかと少しムッとして眉に皺を寄せる
｢なんでだ？｣
『だってね、お父さんって強いんだよ！かっこいいポケモンといっぱい友達で、優しくて、ルギアの背中に乗せてくれるところもすきー！』
｢ふーん…じゃあよ、｣
Aの隣に座ってニコリと笑みを浮かべる彼女と目を合わせ
｢オレさまがドラゴンタイプの使い手になって、お前のお父さんより強くなる。それでお前をオレさまのポケモンの背中に乗せて何処へだって飛んで連れてってやるよ｣
ちょっと無理があるかもしれないがそうでも言わなきゃ彼女の心は手に入らない。
オレさまが言った言葉にAは目を輝かせて
『キバナお兄ちゃんほんと？！ならキバナお兄ちゃんと結婚する〜！』
｢あぁ、だから約束な、絶対にオレさまは強くなるからそん時はオレさまと結婚しろよ、！｣
『うん！指切りげんまんしよー！』
『｢ゆーびきーりげんまん、嘘ついたら…｣』
『どうしよっか？』
｢んー、なんでもいいだろ｣
『じゃあ＿＿＿＿ちゅーする？』
自分より2歳も歳下な彼女の発言に思わずドキリとするもののいつもの笑みを見せて
｢そうするか、｣
『｢嘘ついたらちゅーするっ、ゆびきった！｣』
＿＿＿＿
そんなことを思い出して思わず口角が上がる、
あの後オレさまは引越しをして彼女と離ればなれになった。けどいつか、いつかきっとまた会える日を信じてここまで頑張ってきた。
｢A…｣
画面越しに彼女の頬を撫でればその投稿にイイネを送り携帯の画面を閉じ少し早めの睡眠をとった。
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ROM-ロム-(プロフ) - キバナ推しには最高ですわ…あなたが神ですか()素敵な小説、ありがとうございます！更新、頑張ってください！ (2022年2月18日 18時) (
レス) @page26 id: 9ff21fafd2 (このIDを非表示/違反報告)
りーいか - キバナ好きには、たまんない！すごい好きやわまじで！更新待ってます！無理せず頑張ってください！ (2020年11月24日 21時) (レス) id: 5ed0e12fec (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 月巳 椿さん» わぁぁぁなんと嬉しいお言葉...！最近サボり気味なので頑張って更新します！コメントはすっごい励みになるので嬉しいです！無理のない程度に頑張ります！ (2020年2月10日 21時) (レス) id: dd3c456777 (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - もうキバナさんが好きなのに、この小説でより好きになりました！無理せず頑張ってください！！ (2020年2月10日 17時) (レス) id: 4804da1457 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 松野かほさん» 待たせてしまって申し訳ない.......()これからも妄想全開で頑張ります、これからもよろしくお願いします！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: 3241b0dcf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつりちゃん | 作成日時：2019年12月22日 5時
