【喧嘩松】私は守られるほど弱くないよ2【マフィア松】

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「しかし、トオ君とオソ君はどうやって逃げ出したんだ？

私の知る限り、クラシスファミリーの警備は星の数ほどいるファミリーの中でもトップクラスだ。」


………確かに。

いくら十にぃが強くても、怪我しているときに数で押さえられたらいくらなんでも勝てない。

おそにぃも流石に無理だろうし…………


と言うことは、ファミリーの中に協力者がいる？


クラシスファミリーのいい情報をくれた一にぃは……………確かに六つ子の中でも頭のいい方だ。

でもあれだけの情報を手に入れるのはサーバー系に強いトドにぃかチョロにぃしかいない

………おそにぃの傷は、致命傷になる傷を避ける様に殴られたもので、きっとあそこに置かれていたのも、逃がすため………

きっとカラにぃがあそこまで運んだんだ………


じゃあ彼処に運んだなんて、他の人に言って聞かれたら駄目だよね………それならカラにぃしか知らないって………



と言うことは、彼処まで私を案内した黒猫は……………？なんであんなにいりくんだ所へ向かったんだ……？


もしかして、私を案内するために………？

じゃあ、一番危なかった二人を逃がしたことが、今ばれてないのはなんで？


誰かが身代わりになった………？



前に、イヤミおじさんが言ってた

「誰が誰でもおんなじ」

と言う言葉が頭をよぎって不安が募る





「……おじさま……昔話した兄たちの内、自己犠牲の激しいと思うのは誰ですか」

黙ったとおもったら突然の質問に、おじさまはキョトンとしたけど、少ししたら真剣な顔つきで考え、こう答えた



「まぁ、一番はカラ君かな。君が教えてくれた範囲で考えるのなら。」




そう思うと、カラにぃが今してることがわかった気がした



「カラにぃは、今二人の身代わりになってる？」

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