【喧嘩松】私は守られるほど弱くないよ2【マフィア松】

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怖い、怖い。怖い………




怖いけど、これは優しさから来るものだと思えば自然と受け入れる事が出来た


大丈夫、大丈夫。おそにぃは怖くない




「私は、マフィアのボス。

名前こそ決めてないけど、この間作られたようなマフィアだけど。


私は兄ぃ達を守るために…………ううん、自分でも戦えるって見せたかったの。

守って貰うだけなんていや………私を守って傷つく兄ぃなんてやだっ……

お願いおそにぃっ…






……私のやることを否定しないで……っ」


おそにぃに本気で止めに来られたら私は敵わない。



喧嘩だって、おそにぃが止めてたから表だってできなくて


バレた後にキレたおそにぃが私を見てくれなくなった時にだって…………



でも、今回は私も引き下がらない。

兄ぃが傷つく事で成り立っているような平和なら、私は喜んでそれを捨てる


どうせ私の手は血に塗られて元には戻れないんだから




落ちるなら底辺まで



「…………初めて」

っ……？

「初めて、言い返したな。」



……


「俺に止めるつもりなんてねぇよ。そこにいる十四松から聞いた


ただどれぐらいの覚悟があるかって知りたいって思った

しかもお兄ちゃんを守るため…っなんて可愛い事言われたら許すしかねぇじゃん


………でも、死んだら流石に許さねぇよ。」



笑顔



二年ぶりに見た呆れたようで、それでいて優しい笑顔は全く変わってなくて


安心して、足が震えて、私はペタリとその場に座る




「おそにぃ………大丈夫だよ。



私の仲間も、私も弱くないから………っ」





お願い神様、私に兄を助ける力を持つすべを教えてください

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