3話 白鼬 ページ8
Aside
あー緊張した〜〜〜
緊張でバクバク鳴った心臓を、皮膚の上から鷲掴みにして、支給品のパソコンを開き、専用のサイトにログインをする。
周りを見渡すと、みんな若干グループが出来つつあるようだ。
私達は船で来たから、他の子達よりも1日2日遅れている。出遅れたみたい。
「緊張したねえ」
「えっそう?」
即座に私の周りに来て、話し始めるふゆと空。
この2人仲がいいんだよね…
涼しげな和風美人の空と、瀟洒で可憐なふゆは、真反対な性格をしているのにやけに気が合う。
「A、めちゃくちゃはっきり話せてたじゃん。凄いよ。相変わらず流石だわ。」
さらりと真顔で言うふゆから逃れようと、腕で顔を隠した。
「眩しい…っ」
「わかるわその気持ち。」
肩にぽん、と空が手を置く。
臆面もなく、さらりと人を褒めるふゆは、たまにこっちが恥ずかしくなる。
…さて
「おはよう、えっと…」
「松野かほ。」
「そう、かほちゃん。同じルームメイトだよね?これからよろしくね!よかったら今日、一緒に昼飯食べない?」
一瞬、刺すような視線にビビったけど、負けてられぬと余計笑顔にした。
それを見て驚いた顔をしたかほちゃんは、差し出した私の手を取った。
「ええで。1人だとつまらんしな。」
にっこりと、貼り付けたような笑みを浮かべるかほちゃん。
この子も中々泣き寝入りするタイプじゃないようだ。
いい子じゃない。
ギューーっと手を握ったまま、うふふあははと笑いあっていた。
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松野かほ(プロフ) - 暇人。さん» かほ、ふゆ編ですから今…wこれが終わった後夢ちゃん、空編に入りますねっ!ドヤァ← (2019年1月17日 20時) (レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
暇人。 - アンチってわけじゃないんですけど…かほちゃんがこのお話の中心なんですかね、夢主ちゃんがそこまででて居ないような… (2019年1月17日 17時) (レス) id: feb7c5f816 (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - 麗さん» 本当にありがとうコメント…そんなとこも好きです(え?) (2018年12月31日 21時) (レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 今までコメントしてなかったけど気持ちを押さえきれなくなった…好きです(唐突) (2018年12月31日 21時) (レス) id: e247ad04ea (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - マキ*[zm.syp.tn.推し][そらなー.坂田家]さん» お、おぉ………ありがとう(?)コメントもありがとうm(_ _)m (2018年12月31日 17時) (レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
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