【おそ松さん】 カラ松さんとカラ松ガール 【カラ松】

２３ガール ページ23

「どっ、どうして泣くんだ！？こ、こういうのは嫌だったか…？それとも色か？君には黄色やピンクも似合うと思ったんだが、黄色とピンクは兄弟の色だったからどうしても少し嫌で……」
「花束が嫌だったわけでも色が嫌だったわけでもないです」
「じゃ、じゃあ何故……」

両手をわたわたさせて慌てるカラ松さん
その姿も愛おしくて仕方がない。

「カラ松さんがどれだけ馬鹿でも嬉し泣きくらい知ってるでしょう！？」

「嬉し、泣き…？Aちゃんは嬉しくて泣いてるのか…？」
「そうです、カラ松さんの行動が嬉しいんです！」


ぽかんと口を開けているカラ松さん
もういい、別にどう思われてもいい。

「…………」


私は、この人が好きなんだ。


「……すまん、どういえば良いか」
「いいです、こっちこそすみません……」

これだけのことで泣くのかって笑ってくれても構わない








「他の人なら痛いと言って睨んでくるから……何だか変な気持ちになる。
Aちゃんは優しいな、いつも俺を喜ばせてくれる。
今すぐ君を抱きしめてしまいたいくらい幸せだ」

「………えっ？」


ああ、もうやめてほしい。
カラ松さん、何でそんなに頬を染めるんですか。



「……カラ松さんの」
「ん？」
「カラ松さんの感じたタイミングで、いいので









……抱きしめて、ください」
「……っ！！わ、わかった」



恥ずかしくなるくらい、アニメのヒロインの気持ちがわかる。
こんなに顔が熱くなるものなんだね。

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