電話の相手 ページ45
『はい。』
あれ?
玲央先輩じゃない?
この声は...。
なんで?
なんで...
・
・
貴「征君?」
私、玲央先輩に電話かけたよね?
そう思い、電話の表示を見る。
――――――
玲央先輩
――――――
間違ってない...。
赤『ああ、A。どうしたんだい?玲央なんかに、電話して。』
う、相談だって言ったら、《どうして僕じゃなくて、玲央なんだい?》とか言われそう。
貴「えっと...今日のお礼がしたいなって......。」
赤『ああ、そうだったのか...。玲央なら今、風呂に入っているからね。あがったら、もう一度かけ直すように言っておくよ。』
お、お風呂!?
...
ハッ!
何想像してるの!私の変態!!
貴「そっか。じゃあ、よろしくね。」
赤『ああ。花宮とは会えたかい?』
うっ。
一番聞いてほしくないことを...。
貴「うん。会えたのは、会えたよ。」
赤『その様子だと、何かあったようだね。
話してごらん?』
征君なら、大丈夫だよね。
貴「あのね...。
・
ってことがあったの。」
赤『そうか...。』
そのあと、少し私の事を慰めてくれた。
征君っていい人。
そのあと、お風呂に入ってあがると、玲央先輩から電話が来た。
実『Aちゃん?ごめんなさいね。さっきは。』
貴「いえいえ、こっちこそ、お風呂入ってたなんてわからなくて。」
悪いことしちゃったかな?
実『いいのよ。で、話って何かしら?』
貴「実は...
っていうことが...。」
玲央先輩にもしゃべった。
実『そう...でも、多分マコちゃんも忘れてるだけだろうし、落ち着いてゆっくり、二人きりで話せば、きっと思い出してくれるわ。』
優しい優しい玲央先輩。
こんな私にずっと付き合ってくれる。
貴「私、がんばります!」
実『ええ、頑張って。』
電話を切った後は、すぐに寝た。
明日はゆっくり話せるようにしなきゃ。
私の余命はあと27日...
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非常口*(プロフ) - 来ました。頑張ってくださいね^^* (2014年1月13日 0時) (レス) id: c119c531ba (このIDを非表示/違反報告)
マツコーラ(プロフ) - ななな、なんと!是非!お友達になってください! (2014年1月12日 15時) (レス) id: 3c29a2ff0c (このIDを非表示/違反報告)
かずみ - 初めまして、続き頑張って(^_^)ノ応援します(*^▽^*)友達になってくれませんか? (2014年1月12日 15時) (レス) id: 1ff2ac125f (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぎん(プロフ) - ぺんぎんです! 遅くなって申し訳ございません……。これからも頑張って下さいね!! (2014年1月9日 22時) (レス) id: b8a7c938dd (このIDを非表示/違反報告)
黒子シュナ(プロフ) - すごく面白いです!!応援してますので、更新頑張ってくださいね(*´∀`*) (2014年1月8日 1時) (レス) id: 4a6bf48781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マツコーラ | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/gedoukusari/
作成日時:2014年1月3日 17時