【黒バス】 一ヶ月。 赤「無理にシリアスっぽくしなくていいからね。うざいだけだよ★」 貴「それは言い過ぎだよ。せめて、消えろ。駄作者★」 葉「二人とも星が黒いよ！明るくいこう明るく！」 実「今いいとこなんだから邪魔しないの！」 根「結局どっちなんだ？」

ワシなら。　〜今吉side〜 ページ44

花宮の看病しとったら、客が来た。

花宮のチームメイトと、女の子。

どんな関係かは知らんが、カワええ子やな。

...この子、転校生なんか？

昨日今日の付き合いで、なんで家まで来るんや？

...なんかあるな。

あとで花宮に聞くしかないの。

Aちゃんか...ええ名前やな。

...泣きそうになってんな。Aちゃん。

貴「わ、私...お粥......作って、き、ますね。」

バレバレやで。

何とかせなアカンな。

どないするかずっと考えとったら急に花宮のチームの...原やったっけか？

原「花宮...お前、Aのなんなの？」

そんなことを言い出した。

花「しらねぇ。

　 どうせ昔捨てた女だろ？

　 いちいち覚えてられっかよ。

　 捨てた女なんてどうでもいいんだよ。」

なんやと？

花宮自身も知らんのか？

...直接聞くしかないな。

それに、捨てた女って...。

ウソやな。

捨てた女なら、会いに来たりもせぇへんやろうし、何より、あんな泣きそうになるわけないわ。

原「ふざけんな！！

　 てめぇ！！！

　 Aがどんだけ苦しんでんのか知ってんのか！！」

おー、怖いわー。

こいつ、Aちゃんの事、好きやな。

花「俺の知ったこっちゃねぇよ。」

原「っの！！」

いきなり、原が花宮に殴り掛かった。

病人に何やっとるんや、原。

そう思って、止めようとすると、Aちゃんが入ってきた。

まずいな...。

貴「どうしたの！？」

めっちゃ驚いてんな。

今「...Aちゃん......こっちきぃや。」

そう言って、Aちゃんを別の部屋に連れて行った。

貴「な、にがあったんですか？」

勇気振り絞って聞いてんな。

今「...。

　 原が...原が花宮を殴ったんや。」

はっきり言ってやった方がええやろ。

貴「どうして、ですか？」

今「あんた...花宮の彼女やったんやろ？」

大体の予想やけどな。

貴「はい。」

今「原は、花宮があんたの事...

　









　 《どうせ昔捨てた女だろ？

　 いちいち覚えてられっかよ。

　 捨てた女なんてどうでもいいんだよ。》って言ったんや。

　 それで原が...。」

殴りかかったんや。

止められんで悪かったな。

そのあと、Aちゃんの鞄を持ってきて、一緒に帰った。

おんなじ学校やって聞いて、心配んいなったんで、一応アドレスも聞いといた。

なんかあったら、すぐ連絡するんやで。

ワシ、Aの事...









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好きになってもうたかも。

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