金髪少女【まふまふ】

店員さん？１６ ページ17

　 志麻宅。





　 「どうしたん？Aから家に来てもいいなんて、聞くの珍しいやん。」






　 「ちょっと相談したいことがあってな。」





　 「どうしたん？」





　 「あ、あのさ」








　 「うん」







　 「前に好きな人いるって話したじゃん。」






　 「うん、話してたな。」






　 「その好きな人っていうのが、」






　 「まふくんやろ？」









　 「え？」





　 「ちゃうの？」









　 この人、爆弾発言しました。









　 「な、なんで知っとんの！！」






　 「知っとるちゅーか、あんなん態度見てたら分かるやん。」









　 「そ、そんなバレバレやった、、、、、？」






　 「まふくんの前だけ標準語になっとったやん。」








　 「あ、そういう事、、、、、」








　 まぁ、確かに好きな人の前だけではなるべく標準語で頑張るって言ったけど、





　 「そんなすぐに分かるとか勘、良すぎやろ。」






　 「まぁな(いや、お前の様子でバレバレや！)。」








　 「んで、まふくんでなんかあったん？」






　 「あ、そやそや。まふさんって好きな人とかいたりするのかなーって。」







　 「は？そんなん聞いてどうするん？」







　 「え、いや、」





　 「自分が傷つくだけやんか。」







　 「いや、そうなんだけどさ。。知っておきたいっていうか。」





　 「俺は知らんよ？まふくんに直接聞いたらええやん。」






　 「そんなの出来るわけっ、、、、！」








　 少し俯き気味だった顔をハッと上げると、




　 「ニヤニヤすんな。」








　 「(だって、両片思いなんて面白すぎるやろ。)」






　 「ま、俺は応援しとるから、がんばれよ。」







　 「ありがと。やっぱ志麻兄やな。」









　 あなたの『好き』という気持ちは誰に向いていますか？






　 〈海が綺麗ですね。〉



　

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