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手当て ページ43

「萩原くんも付いてきて。松田くんの恋人ちゃんはまた後日。」と佐藤刑事が言うと、

「松田、今日のところは俺に任せて、朱莉ちゃんを送ってやれよ。じゃあ。」

と萩原さんは言って、佐藤刑事のあとに続く。

「松田と朱莉ちゃん、だったか?…じゃあな。」と伊達刑事も言って、2人の所に向かった。

「あ、あの。ありがとうございました。」とわたしは、佐藤刑事たちにお礼を言う。

みんなはにっこり笑って、去っていった。

「よし、朱莉の家にいく前に、怪我の手当てもしないといけねえな。俺の家に寄ってくぞ。」

松田さんはそう言って、わたしを抱き上げる。

「だ、だから大丈夫ですよ。それにわたし松田さんと同じマンショ「黙らねえと口塞ぐぞ。」

松田さんがそう言って不敵な笑みを浮かべたので、わたしは黙った。

マンションに着くと松田さんの部屋に連行される。

「シャワー浴びて、傷の汚れ流しとけよ。」と言う松田さんに、

「え?」とわたしが思わず言うと、

「あ。一緒に入るか?」なんて松田さんは笑いながら聞いてきた。

「な、なんてこと言うんですか。やめてくださいよ。」とわたしが言えば、

「悪い悪い、冗談だ。」と松田さんは言って、脱衣所に案内してくれる。

松田さんが出て行ったのを確認して、わたしは浴室に入った。

少し冷えた体に、あったかいシャワーがとても気持ち良い。

さっぱりした気分で浴室から出ると、わたしは服を着てリビングに向かった。

「消毒塗るから足見せてくれ。」と松田さんは手に消毒液を持ちながら言う。

わたしは制服のスカートを少しだけ捲って、ふくらはぎの上の所を見せた。

引きずられた時に擦り傷ができてしまっていたからだ。

松田さんはテキパキと傷の手当てをし終えた。

「…色っぽいな。」と松田さんは呟いて、わたしの太ももを撫でる。

「きゃっ、な、なにするんですか!!」とわたしは思わず言った。

「太ももは怪我してねえみたいだな。ん?顔真っ赤だぜ。どうしたんだ朱莉?」

松田さんは意地悪な顔をしてそう聞いてくる。

「なんでもないです…。」とわたしは言って俯いた。

恥ずかしすぎて松田さんの顔もまともに見れない。

俯いているわたしの頰に、松田さんは手を添えて上を向かせた。

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設定タグ:松田陣平 , オリキャラ , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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しらす。(プロフ) - りんごさん» そんなことを言っていただけて、とても嬉しいです!頑張ります!! (2017年11月28日 15時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 松田さん大好きです!!この小説、とっても楽しいです♪更新、待ってますね! (2017年11月25日 19時) (レス) id: 571647a044 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 神谷さん» そんなことを言っていただけて、とてもありがたいです。更新は少し遅くなりますが、これからも頑張ります!! (2017年8月16日 9時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
神谷 - 自分のペースで大丈夫です! この作品を作ってくださって・この作品と出会えてとても嬉しいです。がんばれー(笑) (2017年8月15日 15時) (レス) id: d28aadfc84 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - moonさん» 読んでくださってありがとうございます。頑張ります。 (2017年7月23日 23時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しらす。 | 作成日時:2017年6月16日 21時

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