再会 ページ23
今日はゴールデンウィーク明け。またいつもの学校生活が始まる。
「ねえ、今日学校に雪見ちゃんが来るんだって。」と結架が言う。
え？雪見ってあの雪見？っていうか来るってどういうこと？転校生じゃなくて？
「あー、それ聞いた。怪我で入院してたけど、昨日退院して今日学校に来るって。」と美琴ちゃんも言った。
なんか楽しみだけど怖いな。まあわたしのことには気づかないと思うけどね。メガネかけてるし。
わたしは教室に入ると全然落ち着かなくて、時計ばかり見ていた。
ほとんどの生徒がきた中、ドアがガラッと開いた。
入ってきたのは私たちの担任の赤城先生と、黒髪に青い瞳で、髪に青いリボンを結んだ少女。
戸惑いながらも、穏やかな笑みを浮かべている雪見だ。やっと会えた…。
「はーい、みんな席について。」と赤城先生が言う。
「みんなに伝えたとおり、白石さんは記憶喪失です」
赤城先生が何かを言っているけど、わたしは雪見から目が離せない。
雪見は教室中を見渡していた。やがてパチッと音がしそうなぐらい雪見と視線が合わさった。
わたしは慌てて横を向く。
赤城先生の話が終わると、雪見は窓ぎわの席に座った。
みんな雪見の存在は元からあったような感じだ。転生トリップってやつかな。
わたしは違和感しかないけど、ていうか実感がわかない。
1時間目が終わると雪見の周りにみんなが集まる。
雪見は多分転校生の気分なんだろうな。流石にあんなに来られたら迷惑だろう。
わたしがそう思って雪見の周りにいる生徒を追い払おうと近くに移動すると、
結架と美琴ちゃんも同じことを思ったのかついてきた。
「雪見ちゃんが困ってるでしょう。」と結架が言い、
「あんまりうるさくすると、怒るよ。」と美琴ちゃんが言い、
「質問タイムはこれで終わり、転校生じゃないんだから。」と最後にわたしが言うと、
周りにいた人たちはすぐに散らばって行った。
雪見がわたしたちにお礼を言っていたけど、わたしはほとんど聞いていなかった。
本当に実感がわかないんだもん。でもこれから楽しくなりそう。
雪見はわたしと目が合うと、ニッコリ微笑んでくれた。
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しらす。(プロフ) - りんごさん» そんなことを言っていただけて、とても嬉しいです！頑張ります！！ (2017年11月28日 15時) (
レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 松田さん大好きです！！この小説、とっても楽しいです♪更新、待ってますね！ (2017年11月25日 19時) (レス) id: 571647a044 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 神谷さん» そんなことを言っていただけて、とてもありがたいです。更新は少し遅くなりますが、これからも頑張ります！！ (2017年8月16日 9時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
神谷 - 自分のペースで大丈夫です！ この作品を作ってくださって・この作品と出会えてとても嬉しいです。がんばれー(笑) (2017年8月15日 15時) (レス) id: d28aadfc84 (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - moonさん» 読んでくださってありがとうございます。頑張ります。 (2017年7月23日 23時) (レス) id: d770bdf746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2017年6月16日 21時
