第8話イケメンは料理も上手い。 ページ9
恐る恐る箸を口に運ぶ。
それを口に含み、噛んで飲み込む。
そんな動作を何回か繰り返しているとと目の前のバーボンはゴクリと唾を呑み込んでじっとこっちを見てきた。
「…どうですか…、」
「めっっっっちゃ美味いっすよ！！！！！！！！！！！！！」
いやー、イケメンは料理も上手いのかぁ〜！！
一人感嘆の声を漏らす。
先程から自分に刺さる視線が痛いのでこてり、と首を傾げてみれば次に聞こえてきたのはぽかーんとした顔からの「はぁぁぁぁぁぁ、」というため息。
なんなんだ。人が折角褒めてやったというのに！！
「驚かせないでくださいよ…美味しくなかったのかと思ったじゃないですか、」
「美味しくないわけないじゃないすか。つか例え不味くても貴方の顔じゃ、どうにかなりますよ」
「嫌味…？」という声が聞こえてきたが私は知らない。
まぁ、美味いのは本当だ。
「……美味しく頂いてもらって光栄です、」
ぷりぷり怒りながら茶碗を片付けにいくバーボン。
ありゃ、こいつ………キャラ変わってね…？
バーボン、はもっと色気満々で「ふふっ、」と少し闇を含んだような人間だった筈だ。
こんな純粋そうな奴知らん。
ま、可愛くてイケメンなのは変わってねーけど。
____________
「あ、この後出掛けますので」
「あ、へいへい」
「…貴女もですよ？」
「へ？」
てっきりこの男が一人で出かけるのだと思っていたのだが。
バーボンによると私の服を買いに行くらしい。
まぁ、そりゃあずっとこの服(バーボンのヤツ)着てる訳にはいかないしね。
もうちょい、この匂いを感じたかった………………。(変態)
第9話 イケメンさんと時間。→←第7話イケメンさんにおはようございます。
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敷(プロフ) - コメントありがとうござます！！ そう言ってもらえると嬉しいです 、！ 亀更新になるとは思いますが頑張ります 、！！ (2021年1月2日 13時) (
レス) id: 041feb3e74 (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白い！！更新待ってます！ (2021年1月1日 18時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
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