第11話 イケメンさんと逆ナン。 ページ12
「…………」
「…？ 睨んでる所も可愛いね」
コイツウザい。殴って良い？
まぁ、それは後か。よし、先にアイツを助けてやろう。
「んー、ちょっと待っててねー？」
ウインク。良いよね、ウインク。あ、お兄さん達もわかってくれたの？
倒れて、とまでは頼んで無いけどね。
ちょっとイメトレした。うんうん。多分これでいけるな。
と、思った私は後ろを振り返って、倒れたおっさん共に向かって
「ざまぁみろ」
って言ってやった。思ったより大きな声が出たので、やべっ、と思ったのだが、前のオネーサンたちは気づいて無いらしい。ラッキーだ。
私はオネーサンたちに近づく。
勿論足音はたてないように。
「ねぇねぇ、オネーサンたち？」
トントンと指で軽く片方のオネーサンの肩を叩く。
「な、何よ」
びくっ、と震えると、綺麗なオネーサンは私を睨みつけた。
おわ、おいおいそれじゃあ折角の神様からの授かりものが台無しだぜ？(意味不)
「ぁ、オネーサンたち綺麗だね！
悪いんだけどその人さぁ、私の連れだから。譲ってくれないかな」
最後のセリフには微笑み付きで。
こうする事で、相手には不快感を与えずに譲ってもらえるんっす。(Aのプチ講座)
「い、良いけど…」
「ちっ、………貴女も、この人から目、話さないようにしなさいよ、」
「お、忠告ありがとー」
にこにこしながら言うとお姉さんは「ふんっ」と顔を赤くしてから逃げるように去って行った。
残ったバーボンはポリポリと頬を掻いてから私に近づいて来る。
「…ありがとうございました」
「んー、本当だね、あのオネーサンが良い人で良かったなー」
いやぁ、逆ナンなんて、バーボンも大変だなぁ。
第12話 イケメンさんとどっきどき。→←第10話 イケメンさんとオネーサンとオニーサン。
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敷(プロフ) - コメントありがとうござます！！ そう言ってもらえると嬉しいです 、！ 亀更新になるとは思いますが頑張ります 、！！ (2021年1月2日 13時) (
レス) id: 041feb3e74 (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白い！！更新待ってます！ (2021年1月1日 18時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
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