【おそ松さん】薔薇館の少女

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「…」



ひとまず、詳細を見てみる。



「…はぁ？」



なんだよこれ！…『詳細は、ありません』？



目をこすって再度見てみる。…確かに、『ＮＯｄａｔａ』と書いてある。



もちろん、目撃地も書かれてない。



「…？」



どういうことだ？ただただ疑問しか頭に浮かばない。



『ＮＯｄａｔａ』で、目撃地もないのに、きちんと『名もない噂』と書かれてる。異様だ。まるで
矛盾してる。



「…あ、あ！」



いや、１つだけ書かれてる。サブタイトルのような所に。



かなり小さく書かれてるもんだから、見逃していた。がっつくようにして読む。



「えっと…『ある日の噂 館に少女がいるんだって―――』…」



館に…少女？






『おそ松君！』






「…っ！」



突然の頭痛に頭を抑える。額を触ると、ひどく汗が出ていた。



なんだ…？寒気もきた。気分が悪い。気持ち悪い。



「おそ松兄さんー…おそ松兄さん！？大丈夫！？」



トド松が駆け寄ってきた。



「ちょ！？どうしたの！？ものすごく顔色悪いよ！一旦出よう！」



「おぉ…悪い…」



口元を抑えながら、一旦店を出た。






「はい。お水」



「ありがとう…」



店を出てから約５分。いつものあの公園とは違う公園のベンチで休んでいた。



「それにしても急だったけど、どうしたの？熱中症？」



「あー…そうかもな」



いや、違う気がする。あそこの店きちんとエアコン回ってたし、きたのは寒気だったし。



しかしこれ以上聞かれるのは面倒くさいので、適当にぼやきながら一息に水を飲む。



「ふーん…まぁ大丈夫そうで良かったよ。もう帰ろう」



「…あ、待って。…１つ、買いたい本があるんだ」



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いつの間にかにお気に入り者が３桁…！ありがとうございます！

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