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黒い煙を見てどこかが火事かもしれないと想像はついても、それがクラスメイトの家だなんて隼人は思いもしなかった。
例えそうだったとしても、
無関心。
普段からクラスメイトに対し関心の無い隼人からすれば、
『俺やAの家じゃなくて良かったな』
『俺も気をつけないと』
そう思う程度の話だった。
だが自分は良い人として振る舞わなければならない、そう思っている隼人にとって、話を振られた以上はそれだけで終わるわけにいかない。
瞬木「それで船旗くんや家族の人達は大丈夫だったのかな」
女子「全員無事だってさ」
瞬木「そっか。不幸中の幸いだね」
女子「それでねっ、ほらっ」
その女子は何やら寄せ書きメッセージが書かれた色紙を見せてきた。
女子「これにクラス皆で応援メッセージを寄せ書きして、船旗くんに渡すのっ」
書いてある内容を目で辿る。
そこにはおそらくこの計画を思いついたり、最初に協力し始めたであろう女子１０人程度の寄せ書きが書かれていた。
『大変だと思うけど頑張ってね!!』
『頑張って！応援してる！』
『頑張ってください…！』
瞬木「………」
どれも似たり寄ったりのメッセージだ。
隼人のクラスメイトの１人である船旗くんは、モテていたわけでも人気があったわけでもない普通の男子生徒だ。
強いて言うならサッカー部という事くらいだが、何しろ管理サッカーが主流のご時世だ。
シュートを決めるFWでも、点を入れられるGKでも、相手に攻め入るMFでも無いDFがポジション。
本来なら相手の攻撃を止め味方の攻撃のきっかけを作るという重要なポジションだが、
管理サッカーという性質上、試合を眺める一般生徒には影が薄いと思われていた。
見た目が派手なわけでもなく、普段から女子にチヤホヤされているわけでもない、どちらかというと女子の眼中に無いような地味なタイプだった。
こういった点を見る限り、仮に別の誰かが火事になっていたとしても、それがこの女子集団が嫌いじゃない相手である限りは変わらずこういったメッセージを作っていたのだろう。
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ラッキーアイテム
しつこくし過ぎない控えめさ
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野生のスタッフ(プロフ) - ・さん» 面白くないのにパート7まで読んでくださったんですか！？ ありがとうございます！！ 面白いのが読みたいのであればちゃんと給料出て書いてる、プロの方の作品を読むことをオススメしますよ (2017年9月2日 19時) (
レス) id: 3068e57cd7 (このIDを非表示/違反報告)
・ - おもろくねぇええ (2017年9月2日 18時) (レス) id: d2aaf02d57 (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 【作者コメント】 今回くそみたいな編集ミス多くてすいません。 見つけ次第修正しています。 新着で見てくれてる方方々本当に申し訳ない…… (2017年8月15日 13時) (レス) id: 3068e57cd7 (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - はい！楽しみます！これからも頑張ってください。 (2017年7月25日 10時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 猫又さん» 全作品！！円堂くん話にもコメントくださいましたもんね！ 私18禁のイナズマエ口話も結構載せてるんですけど占ツク側の仕様変更でログインユーザーかつ18歳以上に設定した人にしか表示されなくなっちゃったんですよ…なので良ければそちらの方も楽しんでってください！ (2017年7月22日 17時) (レス) id: 3068e57cd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生のスタッフ
| 作成日時：2017年6月11日 17時
