――171―― 過去話 ページ14
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私はそのまま不動くんの手を引いて河川敷に向かって淡々と歩いていった。
校門を出て、人けの少ない住宅街をひたすらてくてくと歩いていく。
不動『…いい加減この手離せよ』
A『離したら不動くん逃げるでしょ』
不動(つーかなんだこの状況。これじゃ端から見たら俺とこいつが手ぇ繋いで仲良く歩いてるみてぇじゃねェか)
不動『嫌々謝ったところで何にもならねぇだろうがよ』
A『…不動くんはこのままずっとチームの皆と打ち解けられなくていいの？』
A『そしてそういうのがプレイに影響するからって理由でこの先も、ずっと試合に出してもらえなかったとしても、本当に後悔しないの？』
不動『――……』
A『どんなにすごいプレイだって、仲間との信頼関係があって初めて成り立つものだって事、頭の良い不動くんにわからないわけ無いでしょ』
不動『……』
A『響木監督は不動くんの実力を認めてスカウトした。そして不動くんは選考試合でその期待に応えるプレイをして見せて、今は久遠監督に選ばれてここに居る』
A『この１ヶ月、合宿で皆の練習や選考試合を見てわかった。不動くんがすごいのは本当だって。公式試合に出たらきっと活躍出来る人材だって』
A『だからこそ皆とギスギスしたままなのは…もったいないよ』
A『私は不動くんの実力がこのまま日の目に出ないの、嫌だな』
不動『………』
A『だから今から踏み出そうよ。最初の一歩をさ！』
不動『はァ？』
A『私もアシストするから！』
不動(…なんでそんなに、まるで自分の事かのように一生懸命になってんだよ)
不動(バカじゃねーの)
不動くんが周りと上手くやれないままでも、勝ち進めばいつか試合に出してもらえる時が来るんじゃないかとも思ってはいたが、それを言っては話の腰が折れてしまうと思い黙っておいた。
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野生のスタッフ(プロフ) - ・さん» 面白くないのにパート7まで読んでくださったんですか！？ ありがとうございます！！ 面白いのが読みたいのであればちゃんと給料出て書いてる、プロの方の作品を読むことをオススメしますよ (2017年9月2日 19時) (
レス) id: 3068e57cd7 (このIDを非表示/違反報告)
・ - おもろくねぇええ (2017年9月2日 18時) (レス) id: d2aaf02d57 (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 【作者コメント】 今回くそみたいな編集ミス多くてすいません。 見つけ次第修正しています。 新着で見てくれてる方方々本当に申し訳ない…… (2017年8月15日 13時) (レス) id: 3068e57cd7 (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - はい！楽しみます！これからも頑張ってください。 (2017年7月25日 10時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 猫又さん» 全作品！！円堂くん話にもコメントくださいましたもんね！ 私18禁のイナズマエ口話も結構載せてるんですけど占ツク側の仕様変更でログインユーザーかつ18歳以上に設定した人にしか表示されなくなっちゃったんですよ…なので良ければそちらの方も楽しんでってください！ (2017年7月22日 17時) (レス) id: 3068e57cd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生のスタッフ
| 作成日時：2017年6月11日 17時
