【黒バス】木吉先輩の双子は転生系女子の様で~sept~

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(人1)「でも、元々私はバスケ部ではありませんでしたし、それに、霧崎だって強豪校ではあるじゃないですか!」

険悪なモノの流れる空気を少しでも変える為に、私は声を上げる

斉「そんな木吉さんが緩く思った時点で問題だよ。霧崎がバスケ強豪校ってのは嘘ではないし事実ではあるんだろうけれど、キセキの世代のいる帝光の練習を見た事のある木吉さんだけでなく、五将の1人である花宮君にもこの部の練習は緩く感じられた…。って事はさ、少なくともキセキが高校に入って、そして引退するまではここも弱小校も同然になる訳よ。花宮君には悪いけどね?」

しかし帰って来たのはかなり真面目な話で、ついつい口を噤んでしまう

この先輩は、どうにかして霧崎バスケ部を今よりも強くしたいのだろう

花「つまりは今よりもしっかりした練習に取り組みたいんですね」

斉「せーかい!」

花「…主将って見た目チャラチャラ飄々としているのに、考えとかそういったものは立派ですよねぇ」

(人1)「だから、どうしてそうやって喧嘩腰になっちゃうんですか。2人共立派で凄い思考の持ち主だと思いますよ?人に見た目は関係ありませんし」

ほら、花宮君だって見た目優等生の癖して中身はゲスマロでしょ?

人の事は大して言えないと思うのよー

花「あはは。まあ、実の所主将の考えには賛成ではあるんです。ですが、それを邪魔する連中がこの部にはいるので、其奴らをどうにかしないといけませんよ」

(人1)「あぁ、監督と愉快な仲間達の事ですか」

斎「んー、木吉さん、何故そういうまとめ方するのさ。俺、笑うの必死で堪えたよ」

(人1)「え?」

花「おっと無意識な呼び名だったんだ…」

先輩は口元を緩め、花宮君は苦笑を浮かべる

突然どうしたよ君達

真面目な顔になったら笑ったりと忙しい人達だなと少し呆れる

え、私の所為って…私何もやってないんですが

花「で、その木吉さん曰く監督と愉快な仲間達何ですけど、少なくとも彼等をどうにかしない限りはバスケ部を今以上に発展させる事は難しいと思うんですよね」

斎「それに関しては俺も、俺と同意見の奴等も分かってるんだよ。どうにかする方法が分かればすぐにでも実行するに決まってるだろ?」

ふぅ、と息を吐いて花宮君が話を戻すと、先輩が舌を打つ

私の気の所為でなければ、だんだんと先輩の言葉遣いと態度が荒くなっていってる

なるほど、先輩もそこそこにお猫様を被ってたんですね分かりました、はい

…霧崎バスケ部、碌な人がいないな?

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