337.nouvelle ページ37
私の隣に腰を下ろし、花宮君は興味深そうなその微笑みのまま問いかける
花「それって、どこがどんな風にとか説明出来る?」
(人1)「え?…説明はあまり得意ではないんですけど、例えば、部活中の走り込み」
花「5分間走るあれだよね?」
(人1)「そう。5分間走るのはまあ…いいんですけれど、霧崎の走り込みってかけ声を出さないじゃないですか」
5分間走でこの話は流すとしても実際の所、帝光って倍以上走ってたからなぁ…
それもあって余計に緩く感じてしまうのかもしれない
比べる所が違うって奴だね
(人1)「それから1on1とかゲームも回数が足りませんし、休憩時間がちょっと長過ぎる。ストレッチももっとしっかりやって欲しいし…他にも色々ありはするんですけれど、キリがないので。はい」
花「…木吉さん、言うねぇ」
「本当にね。いつもの謙虚さは何処へやらって位によく言うね〜」
(人1)「…へ?」
ゾワりと背中を走る悪寒と共に勢いよく顔を上げれば、そこに居たのはこの部活の先輩であり主将でもある斉藤先輩
しかしその顔は、いつもの飄々としたものではなく、妙に歪んだ弧を口に描いたものであった
嫌な予感がする
斉「ねね、そんなにこの部の練習は緩い?」
(人1)「っ、そう、感じました。けど、私が知っているのは中学時代のものですので」
いつも頑張っている先輩達には申し訳ないが、ここは事実を言わせて貰おう
あぁ…心が痛い
でも、霧崎バスケ部に入ったからには今よりも強くなって欲しいと思っているし、この部活が今よりも良くなるには仕方のない事だ
斉「そうかぁ…。中学生の練習よりも緩いと来たか。君の所はどうだった?悪童君?」
花「そりゃあ、帝光には劣ると思いますけど、断っ然こっちの方が緩いですね!!」
待って待って、花宮君はどうしてそんなに喧嘩を売ってるの
そう言うお年頃だとでも言うのかい?
斉「わあ、すげーウザいし可愛げない」
花「お褒めに預かり光栄ですー」
2人共笑顔だというのに、言葉と表情が齟齬をきたしている
私はそれに恐怖しながらも気付かないフリをする
そうしないと後が怖い
とりあえず、この空気をどうにかしつつこの場から逃げ出そうそれがいいね、うん!!
*+*+*+
どうも、悠井乃です
やっっと内定貰えましたああああ!!
これで少しはやる事が減るなんて事はなく、2月位までは卒業制作の絵を描いて描いて描きまくらなければなりません
なのでやっぱり更新は遅くなると思いますが、気長に待っていただければ幸いです!
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猫夜桜シラキ ｶﾗﾒﾙｯﾁ煎餅 - ずっと更新されなくても私はこの作品が1番大好きです。 (2022年11月13日 1時) (
レス) @page38 id: 8cf3f37e8c (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ - お体、大丈夫ですか？あと、もう更新はされないのでしょうか… (2021年7月30日 8時) (レス) id: eb0c729885 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 面白いです。続き待っています。 (2019年2月22日 21時) (レス) id: e799663ff5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - そうなんですね！wwwwwありがとうございます！ (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - ふおおおおぉぉぉおぉぉ！！！更新されたああぁぁぁぁあ！！！やっだぁぁぁあぁ！(泣)ありがとうございます！！これからも頑張ってください！！ずっと応援しています！！！！ (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠井乃 | 作成日時：2016年11月23日 19時
