328.nouvelle ページ28
昨日よりも少し早いペースで準備を進め、終わったのは6時半よりも前
つまり10分以上早く終わった
いやぁ、1人増えるだけでこんなにも早く終わるのかと山崎君に目を向ける
山崎君が見かけによらず、準備を黙って黙々と進めてくれたからというのもあるか
そんな彼は現在、体育館の壁に背中を預けて花宮君との会話に夢中になっている為、私の視線に気がつく様子はない
代わりに花宮君が私の視線に気がついたが、軽く笑みを浮かべるとすぐに山崎君との会話に戻ってしまった
(人1)「……」
体育館の壁に取り付けられている時計を見ると6時45分を指している
誰か来ないかなー、と何となく扉に視線を向けると、数名の男子生徒がそこから此方を静かに覗いているのが目に入った
え、これはどうすればいいんだろう
花宮君と山崎君は会話に花を咲かせていて扉に顔を向ける事はなさそうだし
んー…
(人1)「…よし」
高校生にもなったんだし、こういう事は自分からやらないとな
自分から話しかけてどうにかしないといけないよな、うん
グッと拳を握って覚悟を決めると、私は体育館の外から此方を静かに覗いている男子生徒達の方へと足を動かした
暫くするとそれに気がついた彼等は何だ何だと私の顔を見つめる
それだけで、体が緊張して僅かに強張った
男子生徒達から数メートル離れた場所で止まり、口を開く
(人1)「あ、あの、入りますか?4月とはいえ、まだ肌寒いですし……。って、皆さんもバスケ部何だからこの文面はおかしいですよね!!すみません!!」
だめだ、色々失敗した
「う、うん、入るわ」
「えぇと、木吉さん、だっけ?昨日の自己紹介で緊張してガタガタだった…」
(人1)「…」
何というか、初日でそんなイメージを持たれるとか結構辛い
(人1)「はは、まあ兎に角中に入りましょう。風邪を引いたら大変ですし」
ジェスチャーで入る様に促せば、遠慮気味に彼等は体育館へと入る
そこで人が来た事に気がついたらしい2人(花宮君はとっくに気がついていそう)が小走りで此方にやって来た
山「おっ、お前等も1年だよな?」
「あ、ああ」
山「昨日自己紹介したけど、俺は山崎 弘。宜しくな」
どんどん話していく山崎君に若干押されながら、入って来た男子も自己紹介をしていった
…そのコミュ力下さい
*+*+*+
話を作って保存しようとするとよくバグって内容が消滅するんですけど、それがなければ多分2年になってるんですよね_(:3 」∠)_
何ですか、呪いでもかかってるんですか
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猫夜桜シラキ カラメルッチ煎餅 - ずっと更新されなくても私はこの作品が1番大好きです。 (2022年11月13日 1時) (レス) @page38 id: 8cf3f37e8c (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ - お体、大丈夫ですか?あと、もう更新はされないのでしょうか… (2021年7月30日 8時) (レス) id: eb0c729885 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 面白いです。続き待っています。 (2019年2月22日 21時) (レス) id: e799663ff5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - そうなんですね!wwwwwありがとうございます! (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - ふおおおおぉぉぉおぉぉ!!!更新されたああぁぁぁぁあ!!!やっだぁぁぁあぁ!(泣)ありがとうございます!!これからも頑張ってください!!ずっと応援しています!!!! (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠井乃 | 作成日時:2016年11月23日 19時