320.nouvelle ページ20
モップがけから始まり、ボールを出したりと色々とやっていれば、時刻は6時40分を指していた
それなのに、まだ先輩達は来ない
あ、動き易い様にジャージに着替えてます
霧崎第一の登校時間は8時45分と遅くも速くもない何とも微妙な時間
だから、遅くても8時25分位には練習が終わる筈
…というか、現2年生は来ないの?
1人でくだらない事を考えていれば、体育館入り口からわらわらとバスケ部員であろう人達が入って来た
「あっれ?もう準備出来てるじゃん」
「つか、中にいるの誰?」
先輩達が私と花宮君を指差す
こら、人を指で差すんじゃありません
花「おはようございます!!昨日、此方に入部しました花宮 真です!!」
(人1)「え、あ、おはようございます!!同じく昨日入部した木吉 Aです!!」
突然挨拶をした花宮君につられる用にして、私は彼を真似る
「あー、昨日の。主将と話してた2人…って、花宮!?あの悪童の!?」
「ま、マジだ…。え、これって喜ぶべき?」
「いや、喜ぶべきだろ。悪童だとしても、ちゃんと実力のある奴何だし」
いい様に言われる花宮君
隣を見やると、笑顔を浮かべながらも少し頬がヒクついていた
そりゃそうだわな
しかし、そんな苛ついている花宮君を少し揶揄ってみよう
花宮君に顔を近づけて声を潜める
(人1)「やっぱり花宮君は有名何ですね。でも、どうして先輩達はあんな微妙な顔をしているんですか?複数人が警戒を見せていますし…」
花「へっ?…ど、どうしてだろうね。俺にも分からないや」
僅かに瞳を左右に揺らす
こういう細かい場所は隠したくても隠せない事が多い気がする
(人1)「そうですか。…先輩達が警戒を解いてくれるといいですね」
1歩後ろに下がって口に弧を描くと、花宮君は小さく息を吐いた
中学時代から猫被りを続けて来ているとはいえ、まだまだ幼いというか、ちょくちょく感情的になって演技をしきれていない
だからサトリ先輩にすぐ読み取られてしまうのだろう
勿論私も何だけどね
斉「お?皆なぜに入り口に屯してんの?」
「あ、主将!!おはようございます!!」
「「おはようございます!!」」
暫くしてやって来た斉藤先輩
入り口で止まっている後輩と同級生を不思議に思ったのだろう、首を傾けて訊ねる
すると、後輩であろう男子生徒が斉藤先輩を見るなり背筋を伸ばして挨拶をし、それに続けて他の人達も挨拶の合唱をした
何か、さっきの私と花宮君みたいだ
*+*+*+
ヤバい課題終わらない
プレゼンあるのに…死んだ
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猫夜桜シラキ カラメルッチ煎餅 - ずっと更新されなくても私はこの作品が1番大好きです。 (2022年11月13日 1時) (レス) @page38 id: 8cf3f37e8c (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ - お体、大丈夫ですか?あと、もう更新はされないのでしょうか… (2021年7月30日 8時) (レス) id: eb0c729885 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 面白いです。続き待っています。 (2019年2月22日 21時) (レス) id: e799663ff5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - そうなんですね!wwwwwありがとうございます! (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - ふおおおおぉぉぉおぉぉ!!!更新されたああぁぁぁぁあ!!!やっだぁぁぁあぁ!(泣)ありがとうございます!!これからも頑張ってください!!ずっと応援しています!!!! (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠井乃 | 作成日時:2016年11月23日 19時