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319.nouvelle ページ19

花「お待たせしましたー」

(人1)「いやいや全然待ってませんよ」

逆に早過ぎる位だ

それなのに、駆け足で目の前にやって来た花宮君は全く息を切らしていない

花「今鍵を開けるね」

扉に寄りかかっていた私は立ち上がり、数歩後ろへ下がる

鍵を開けて貰って中に入ると、体育館の端に荷物を纏めて掃除用具入れに入っているモップを取り出して床に滑らす

花「木吉さん、手馴れてるね」

(人1)「たまにバスケ部の仕事を手伝ってたんです」

たまーに弓道部には朝練のない日があったのだが、部長をやっている癖に私と蒼摩君はそれをよく忘れて、暇潰しを兼ねてバスケ部の準備を手伝う事が多々あった

だから、大体のやる事は分かる

花「へぇ。でも、どうして木吉さんがバスケ部の手伝いを?」

モップをかけながら花宮君が訊ねる

数メートル離れた場所にいるが、体育館が静まり返っている為、そこまで大きな声を出さなくても聞き取れる

(人1)「よく一緒にいた友達がバスケ部だったんです。それで、ちょっとした暇潰しに…。あっ、勿論、バスケ部のコーチや監督からの許可は出ていましたからね!!」

花「うん、そりゃ勝手にやってたら問題だよ。…木吉さんの友達かぁ。俺の知ってる人だったりして」

(人1)「どうですかね?虹村 修造君っていうんですけど、知ってます?」

そう言えば、え!? と声を上げて目を丸めて私を見た

これは素で驚いているとみた←

花「虹村って、あの帝光中バスケ部主将の虹村 修造!?」

(人1)「え、はい。修造君、そんなに有名何ですか?…あの修造君が…?」

僅かに興奮の色を見せた花宮君に対し、私はありえないと疑いの目を向ける

でも実際に私が黒バスを知らずに彼等と関わっていたら、絶対こんな反応をするだろう

だって、どう見たってただの少し言葉が荒くてノリがいい、ファンクラブのあるただのイケメソだし

…イケメン爆ぜろ

花「有名だよ。木吉さんって凄い人と知り合い何だね」

(人1)「そうですか?なら、花宮君も有名みたいだから、私に凄い知り合いが増えましたね」

花宮君に言われて思ったが、実際に有名な知り合いが結構いるなー

バスケ界で有名なのは、修造君に祥吾君、colorful’s、それから花宮君と鉄平か

テツ君と伊月君はまだ有名ではないけど、今年と来年でどんどん名が売れていくんだよね

あと宮地さんと今吉さんもいるのか

うわ、そう考えると私すっげー

意外といるんじゃん

少しテンションが上がって、モップをさっきよりも速く滑らせた

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猫夜桜シラキ カラメルッチ煎餅 - ずっと更新されなくても私はこの作品が1番大好きです。 (2022年11月13日 1時) (レス) @page38 id: 8cf3f37e8c (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ - お体、大丈夫ですか?あと、もう更新はされないのでしょうか… (2021年7月30日 8時) (レス) id: eb0c729885 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 面白いです。続き待っています。 (2019年2月22日 21時) (レス) id: e799663ff5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - そうなんですね!wwwwwありがとうございます! (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - ふおおおおぉぉぉおぉぉ!!!更新されたああぁぁぁぁあ!!!やっだぁぁぁあぁ!(泣)ありがとうございます!!これからも頑張ってください!!ずっと応援しています!!!! (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠井乃 | 作成日時:2016年11月23日 19時

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