【黒バス】木吉先輩の双子は転生系女子の様で~sept~

313.nouvelle ページ13

若干興奮気味に言う男性に対して僅かに眉を寄せながら、そうですよ と肯定の言葉を口にする

それを聞いてにんまりと男性は笑う

「まさか、無冠の五将の1人が我がバスケ部に入部をしてくれるとは!!あぁ、何て運がいいんだ…!!」

運がいいというのは、花宮君が“悪童”だと理解した上で言っているのだろうか?

だとしたら随分と腐った頭をしているね

あ、私も腐った部類に入る?

人の不幸を願っちゃう人間だし

「花宮君が入ってくれるのなら心強いよ!!…えぇと、君もバスケ部志望?」

(人1)「は、はい。…あっ、此方のマネージャーになりたいんですが、不要ですか?それならすぐに出て行きます」

「そうだねー、うちはマネージャーを取ってな…」

花「え、木吉さんやらないの?それなら俺も入りません」

(人1)「……I beg your pardon?」

今、この目の前にいるオタマ○は何と言った?

聞き間違いでなければ、私がマネージャーをやらないのなら自分はバスケ部に入らないと…

は、何を考えているのかが全く理解できない

男性も意味が分からないとぽかんと口を開けている

(人1)「待って待って、花宮君はバスケ部志望なんですよね?それなのに私が入らない事になりそうになったから入らないって」

花「だって、木吉さんがいた方がきっと楽しいですし」

やっぱり意味が分からない

えぇと、一旦頭を整理しよう

体育館に入る前、花宮君の出したこのバスケ部を変えようという案に私は賛成した

それからすぐに体育館内に入って、監督であろう男性に手招きされて入る入らないの話になり、今に至る

ザッとまとめるとこんな感じになるが、どうしてああなる……あ、そういう事か

バスケ部を変えるには、どういう形で使われるのかは分からないが、とりあえず私の存在が近くに必要

私がバスケ部に入部をしなければ何も出来なくなってしまうから、現在花宮君は変な事を抜かしているのか

私、頭悪過ぎかよ

…そうと分かれば、花宮君の演技に乗らなければなるまい

(人1)「で、でも、花宮君はバスケ部に入るべきですよ!!それにきっと、私がここにいたって楽しくありませんし」

花「嫌です!!」

演技だとは分かっているものの、頬を膨らませて涙ぐむその姿は本当に可愛い萌えた


*+*+*+
I beg your pardon?→もう1度おっしゃって貰ってもいいですか?

多分、今作の木吉ちゃんは英語を連発します
理由は後程説明しますので
英語が嫌という方には申し訳ない話達になっています
本当、すみません

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