CaseNo.2 外資系の場合 ページ4
他人から見た自分があんな風に見えているのなら、
俺は奥手な部類に分別されるのだろう。
まぁ、実際のところ奥手か否か聞かれてると、
胸を張って答えられる自信なんてないけど、
流石にあんな風にはならないだろう。
書類を纏めていながら不意にそんなことを考えていると煙草が恋しくなっていた。
疲れている証なんだろう。立ち上がり、喫煙所の道まで歩いていく。
この世界にも煙草はちゃんと存在するらしく、
うちの先輩が人一倍喜んでいたのが目に新しい。
まぁ、俺もこっそり喜んでいたけど。
喫煙所についたときあることに気付いた。
《あれ、あっちもいるんじゃね。》
そういえばさっき、
「煙草吸ってくるわ。」
とか言ってた気がする。
気付いたは良いものの、時すでに遅し。
何と、あっちが出てきたのではありませんか。
心の中で思いっきりふざけていると、
「あっ、どうも。そっちも休憩？」
話しかけてきた。どうやって答えようか少し悩み、
「そんなところですかね。」
会話などこれで終わってしまう。
あっちが告白してきてから、異様に避けてくるようになった。
恥ずかしいのだろうか。それとも、答えを聞くのが怖いのか。
恥ずかしがり、縮こまった彼を見ていると
「そんな表情も出来るんだ。」
思った言葉が口から漏れていたみたいで目の前の彼が赤面していた。
「なんすか、それ。俺が、勇気を出して話しかけたというのに。
こんなにも緊張しているのにそっちだけ卑怯や。決めた。」
そういうと、いきなり胸倉を掴んできて、
「絶対にあんたを振り向かせて見せますから、覚悟しててください。
俺は、あんたのことが大好きですから。」
いや、なにを覚悟すればいいんすか。
と、突っ込みたくなってしまったが、
今となればデレデレの始まりはこんな形なのかと思ってしまった昼下がりの話
〈こっちの方も大丈夫っす。“計画”どうりに。〉
また歯車は回る。
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ゆきみもち(プロフ) - 紅月凜さん» 時間なくて私は見れてないので絶対見なければ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: f9f821f7e6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月凜(プロフ) - ゆきみもちさん» その通りです。ちょっと泣きました。春ミミ幸せになって欲しい。４人ともお疲れ様でした。 (2020年12月6日 16時) (レス) id: 403f382ec2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみもち(プロフ) - 沼男ですか？？？？？？ (2020年12月6日 16時) (レス) id: f9f821f7e6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月凜(プロフ) - ゆきみもちさん» コメントありがとうございます。なるほど。参考にさせていただきます。 (2020年11月4日 7時) (レス) id: 403f382ec2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみもち(プロフ) - emさんがほのぼのしてていっすねえ！私としては、一週間に少しでいいから更新してほしいです。ちょっとずつでも先が見たいですし。けれど、なるべく紅月凛さんの負担にならないようにしてくれると嬉しいですー！ (2020年11月3日 16時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅月凜 | 作成日時：2020年10月8日 18時
