頼んだぞ ページ17
※タイトルは原作と同じですが、タイトルと内容は合っていません。今後もこういう場合があります。
ｰｰｰ
風呂上がりの子供達の世話を終えて自由時間がとれた。
服に着替えた子供達は食堂に向かう。
お絵かきでもするのかな。
私もお風呂から上がりたてで、頭を拭きながら後を追って食堂に入る。
「あら」
『……え？』
食堂に入った途端、シスターに肩を掴まれ壁に押しやられた。
横を向くと皿洗い途中のレイとノーマンが。
水道の水が止まってるってことは、さっきまでシスターと話してた…？
『な、なにか用ですか？』
「あなたもテストで高いスコアを出しているんですってね。フルスコアも２度取ったとか」
『はい…』
「すごいわ！よろしくね、仲良くしましょう」
肩から手を離すと次は両手で手を握ってきた。
そして、私達から離れると寝室に向かったシスター。
いったい何だったんだ。
「大丈夫？」
『う、うん…ちょっとビックリしたけど』
ノーマンは私の肩を優しく撫でて、大丈夫だと聞くと安心した表情をする。
「ちっ…なんだアイツ……聞かれたか？」
「いや、大丈夫ちゃんと黙った」
『シスターと何か話してたの？』
「さっきAがアイツと話したことと同じだ。俺達もスコアを褒められたあと握手された」
『同じ内容……なんで……』
その前にレイとノーマンはきっと脱獄についての話をしていたのかな？
レイのフォークの掴み方がナイフを持つときのソレであることに気付いて苦笑する。
殺すつもりでいるとかは…ないよね。
『……あ！食器洗うの私も手伝うよ！』
そう言ってレイの隣に立って蛇口を回そうとする。
しかし、その蛇口に伸ばした腕をレイが掴んで、洗う予定だったスプーンを落とした。
その落とした場所からはガシャ、と音が。
「お前…その前にやることがあるだろ…」
『…？』
レイは私の首元にあるタオルを持つ。
そして、優しく髪を拭きはじめた。
「このまんまだと風邪引くだろ」
『う…確かに……』
「レイ、なんだかママみたいだね」
「うるせぇ」
『ありがとう、レイ』
顔を上げて、私より15cm身長の高いレイの顔を見てお礼を言う。
「……お前は前見とけ！！」
『いった！』
「あ、レイ照れてる？」
「黙れノーマン！」
２人の会話を聞きながら、脱獄したらこんな楽しい会話を毎日できるかな？と考える。
そして、１人で想像してフフッと笑った。
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仙里(プロフ) - シスター・クローネが自己紹介時にシスター・クローネとなっていますよ。すごく面白いです (2020年2月23日 21時) (
レス) id: e74e5ba2d3 (このIDを非表示/違反報告)
hono - 私は最年長の三人組が推しだと思っていたのですが・・・フィルは思っていませんでしたwww確かに猫口可愛いですよね！！！ (2019年2月15日 20時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
同志スターリン - 可及的速やかにコミンテルンの創設が必要である (2019年2月11日 16時) (レス) id: b0598bc4a0 (このIDを非表示/違反報告)
ネック(プロフ) - あさん» 指摘コメントありがとうございます！女の子らしい肉体を…と思いそのような設定にしたのですが、確かに10歳の女の子、胸はまだ成長途中ですね……。早急に設定を変更させていただきます！ (2019年2月11日 10時) (レス) id: 77510b3074 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 10歳なのに胸がそこそこって...小学生年齢に何を求めてるのでしょうか。少しその設定が引っ掛かりましたので今回は少し低めの評価を押させて頂きました。これからも頑張ってください。 (2019年2月11日 9時) (レス) id: 23fc808fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネック | 作成日時：2019年1月26日 0時
