本場の七不思議伊達じゃなかった ページ27
ギシッと足を踏み出す度に軋む床。これほんとに乗っても大丈夫なんでしょうねぇ。
一抹の不安を感じながらも一歩一歩足を踏み出すと、暗い暗い廊下が二つに分かれている。
へぇー、旧校舎の北館は入ってすぐ下駄箱じゃ無いんだ…。
木の板と板の隙間から生えている逞しい雑草。強いねあんた達は…私らはさっきからの動き周りで既に疲労困憊。
「…廊下、長く無い？」
お「そういえばなんか友達が言ってたような…」
なんだったっけ…と頭をひねるおそ松。
そういえば…なんか私の友達も言ってたな…。
なんだったっけ…。旧校舎にまつわる怪談の話なんだけど。
ト「…ねぇ、それってもしかして、もしかしてなんだけど…」
十「トド松？」
ト「無限回廊…じゃないの？」
私たちの学校には、三つの七不思議が存在している。
まずは今私たちが日常的に使っている一番新しい校舎の七不思議。
出所ももしかすると、って言うのがあったりして、オカルト好きじゃなくても知っているレベルの有名な七不思議だ。
そしてもう一つは旧校舎南館に関する七不思議。
マイナーな七不思議で、知る人ぞ知る、みたいな感じ。運動部とかは良く体験していたりする話を聞いたりする。
そして、最後。これは本当に超マイナー。
オカルト好きでも限られた人しか知らない、知っている人はほとんど高齢や事故で死んでしまった昔からの怪談。
旧校舎北館の七不思議。
「そう言えば…これ、教えてくれたのって私の友達なんだよね」
ト「えー、こんな話知ってるなんて余程の情報通…だれなの？」
「え、それは$組の*@ちゃん…」
お「俺は%組の#&だぞ」
ト「……え、二人とも今…なんて言ったの？」
そのトド松の問いに私たちは足を止める。
え、だから-£組の※〒ちゃん…。
…あれ？
誰、だっけ…あの子…。
十「…おかし〜ね！」
「おかしいね〜…なんで、だろ」
カランコロン…
…この音…。
鬼〇郎じゃねえの！？
ケケケケケケケ…
あ、これ絶対鬼〇郎じゃねえわ。
どうしよマジで…逃げる！？でもまだよく知らないし、あんまり迂闊に動かない方が最適だよね！
あーでもどうしよ、音が少しずつだけど近づいてくる…。
「と、とりあえず反対側に歩いて…」
ト「ダメだよ！七不思議の4番目【無限回廊】！一回入ったら『鍵』を見つけるまで出られないの！！」
お「じゃあどうすんだよ！！」
「とりあえず鍵を探しましょう！！」
ってっ！！十四松なに反対方向に走ってってるの！？
そっちお化けがいる方なんだけど！！
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松々先輩(プロフ) - アクェッリアスさん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！シリアスとギャグを共存させたい思いでがんばりました！中学歳の頃の拙い文章ですが、楽しめてもらって良かったです！ (2020年11月1日 0時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
アクェッリアス - 好きなものが詰め込まれてて何回でも読んでます！(*'▽'*)シリアスとギャグが入った作品はあまりみないのですこすこのすこです！更新頑張ってください！初コメ失礼します！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: a816c3cac6 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あいあむ、にゃんこ！さん» ありがとうございます！！夢主ちゃんの心情で口調が変わるので、そこら辺も含めて楽しんでいただければ幸いです…。細かいところまでありがとうございました！ (2020年10月7日 23時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
あいあむ、にゃんこ！ - 松々先輩さん» ふぁっ！？こんなに早くレスがくると思ってなかった…なるほど！それなら納得です！そこまで考えてなかったなぁ…ﾃﾍ☆((これからも読み続けます！ (2020年10月7日 22時) (レス) id: fd5841d6e1 (このIDを非表示/違反報告)
あいあむ、にゃんこ！ - ただ、途中の番外編に囚われてるのかなぁ…でも、番外編の前からだったしなぁ…なんて思った次第です！あ、なんでこの話したかと言うと、僕は前の口調の方が好きだったので、もしよければ次からでいいので元に戻していただけたらなぁ…と！ (2020年10月7日 22時) (レス) id: fd5841d6e1 (このIDを非表示/違反報告)
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