待って聞いてないよ ページ14
「よっ、っと…よし、何もいない」
お「なんかあるー？」
「何もないよ〜、暗い廊下だけー」
じゃあ次俺上げてよ、と言ったおそ松。
ねぇ考えて？か弱い乙女が、筋肉で重い男を持ち上げることができると思う？
っていうのは冗談で、別にできないことはない。
ということで持ち上げようじゃないか。
「よっ…っておっも…！また太った！？」
お「筋肉だし！」
「痩せろデブ！」
お「筋肉だってば！」
チ「ちょ、いいからさっさと上がって！？」
僕の足が限界だから！とおそ松が踏み台にしているチョロ松の悲痛な声が聞こえた。
そうだな、チョロ松多分あの中で一番筋肉量ないもんね。
トド松は『おそ松兄さんに踏まれるとか死んだ方がマシ』と言ってた。
だからチョロ松ね。
「はぁー…やっと上がってきたよ…」
お「次どうするよ。チョロ松上げたとして、どうやってトド松も一緒に上げるの？」
「そこは私の賢い頭をフル活用して……ま、とりあえずどっちか上げよう」
ジャンケンした結果、先に上がるのはトド松。
せーのっ、という掛け声と共にズルッと効果音がつきそうな勢いで穴から出てきたトド松は、私の上に転がってきた。
おっもい！殺す気か！？
ト「あ、ごめ〜ん」
「ごめんじゃないから！死ぬかと思ったわ」
チ「ちょっと！早く僕のことも助けてくんない！？」
2人が乗ってすっごい疲れている様子のチョロ松はお怒りだ。
じゃあ押さえといてね、と私の腰を支えるおそ松とトド松に言って、ズルッと穴に身を乗り出す。
これでおそ松とトド松が手を放せば、私はまた穴の中に落ちることになる。
っていうか放したらマジでぶっ殺す。
「せーの！」
チ「うわっ！？」
怪力かお前！と大笑いしているおそ松は後でぶん殴るとして。
本当に私はゴリラか？
マウンテンゴリラと一緒じゃん、本当やになる。
「ふぅ、流石に男子高校生2人持ち上げるのは初めてだよー。アドレナリン分泌するとこだったわ」
お「筋肉ゴリラ…」
ト「おそ松兄さんAに殺されても知らないよ」
スマホのブルーライトでぼうっと浮かび上がっているトド松の顔はとても不気味だ。
ちなみに、チョロ松を引っ張り出した途端に穴は塞がった。
神出鬼没の穴とか笑えないわ。
ふぃー、と壁に寄り掛かろうとした途端、ドドドドドドッと意味不明な音が聞こえてきた。
ん……？
十「あっ、Aちゃんだー！！」
カ「久しぶりだなカラ松girl！」
一「とにかく逃げて早く！！！」
ねぇ、後ろの大群、何？
どんな状況でも冷静な判断できるやつが生き残るんだよ→←再会したはいいけれど
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松々先輩(プロフ) - アクェッリアスさん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！シリアスとギャグを共存させたい思いでがんばりました！中学歳の頃の拙い文章ですが、楽しめてもらって良かったです！ (2020年11月1日 0時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
アクェッリアス - 好きなものが詰め込まれてて何回でも読んでます！(*'▽'*)シリアスとギャグが入った作品はあまりみないのですこすこのすこです！更新頑張ってください！初コメ失礼します！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: a816c3cac6 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あいあむ、にゃんこ！さん» ありがとうございます！！夢主ちゃんの心情で口調が変わるので、そこら辺も含めて楽しんでいただければ幸いです…。細かいところまでありがとうございました！ (2020年10月7日 23時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
あいあむ、にゃんこ！ - 松々先輩さん» ふぁっ！？こんなに早くレスがくると思ってなかった…なるほど！それなら納得です！そこまで考えてなかったなぁ…ﾃﾍ☆((これからも読み続けます！ (2020年10月7日 22時) (レス) id: fd5841d6e1 (このIDを非表示/違反報告)
あいあむ、にゃんこ！ - ただ、途中の番外編に囚われてるのかなぁ…でも、番外編の前からだったしなぁ…なんて思った次第です！あ、なんでこの話したかと言うと、僕は前の口調の方が好きだったので、もしよければ次からでいいので元に戻していただけたらなぁ…と！ (2020年10月7日 22時) (レス) id: fd5841d6e1 (このIDを非表示/違反報告)
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