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玉ちゃんからの告白?に動揺して午前中の仕事は全くといっていいほど集中出来なかった

というか、机に向かっていただけのような気がする


こんなんじゃ、藤ヶ谷主任の隣に並べるような素敵な女性になれない!

気合いを入れ直すために昼食をとることにした

そういえば、最近美味しそうな定食屋さんがあったことを思い出す

女子同士だとなかなか誘いにくいぐらいには年季が入っているが、いつも美味しそうな匂いを漂わせているのだ

一人で思う存分、食べものを楽しむのもいいなと思い、今日のランチはお一人様に決定だ






「あれ、北山さん?」

「ふ、藤ヶ谷主任?」



神様、藤ヶ谷主任と会わせてくれたことには感謝しますが、なぜ唐揚げにかぶりついてるタイミングなのでしょうか……しかも古めの定食屋さん……


さっきまであんなに美味しそうに見えていた唐揚げ定食も藤ヶ谷主任を目の前にすると罪悪感の塊にしか見えなくなってくる



最悪だ
藤ヶ谷主任に唐揚げにがっつくガサツな女だと思われたかもしれない

完全に油断した
藤ヶ谷主任に会うことが分かってたならこんなに口につめこまなかったのに……泣!


いや、唐揚げに罪はない
罪どころかこんなに美味しそうな唐揚げにはカロリーすらないに決まってる

「北山さん、顔が百面相してるよ」

藤ヶ谷主任は微笑みながら私の頬をつつく

「それに詰め込みすぎ」

食べるときに頬をパンパンにしてしまう癖を指摘されて恥ずかしいやらなんやらでもはや泣きそうだ

「せっかくなら、お昼一緒に食べていいかな?」

「え!?」

「あれ、ダメだった?」

「ダメなんかじゃないです!!」

良かったと笑いながら、向かいの席に腰掛ける藤ヶ谷主任は本当にかっこいい

爆弾発言→←救世主?



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設定タグ:藤北   
作品ジャンル:恋愛
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作成日時:2021年2月15日 0時

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