このよに要るのはよいこだけ (ページ4)

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Ⅳ ページ4

『…って訳で！ホントありがとねぇデカパン！助かったよぉ』

デ「助かったよぉじゃ無いダス！本当に危なかったダスよ？！」

『てへ♡まぁ助かったし？結果オーライよ！』

デ「はぁ…」

何とかデカパンのラボに着いた俺はデカパンに助けを求めた。

そして、いつの間にか無くなっていた薬を飲んだ。

デ「おかしいダスね、一ヶ月分渡したのに』

『知らねぇよー。数足りなかったんだよ、きっと』

デ「…。必要以上に飲んでないダスか？」

『…、えへぇ(*´∀｀*)』

デ「おそ松。」

『んあ？』

デ「その薬は精神を抑える薬。必要以上に飲んじゃ駄目だと何回も言ってあるはずダス。ほんと…それは危ないダスから…。。」

『そうなんだ～！あ、梨食って良い？』

デ「…。どうぞ。」

あーあ。怒られちった。良いじゃんね、別に。

楽に生きたいじゃんね。

だから、ちょーっと多く飲んじゃっただけなのになぁ。

デ「そう言えば、あの、弟くん達には、まだ？」

『何が？』

デ「…カラ松くんの事故ダスよ。』

『…ふぅん』

やめてくれ。

デ「いつ思い出してもおかしくない。早く説明しないと…」

『そうだねぇ…。知ってるよ…』

そんな事、分かってる。馬鹿な俺でも。

でも、、駄目だ。駄目なんだよ。

俺は黙ってさっき食べ損ねた梨を頬張った。

甘い味が口いっぱいに広がったが、美味しいとは感じられなかった。