拾われたら愛されました【wrwrd】 (ページ4)

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２話目ページ4

部屋を出て、庭に行こうとすると、

？？「待ってや。Aちゃん。」
後ろから、声がした。振り返ってみると、鬱さんがそこにいた。

『鬱さん？どうしたんですか？』
突然声をかけられたことに驚きながら、私は声をかけた。

ut 「いややな。Aちゃん。どっか行ってしまうんかと思って僕怖くなってしもうたんよ。
“俺、Aがいないともう駄目なんや。”だからずっと僕たちのそばにいて。」

鬱さんは、どこか悲しそうに、寂しそうに言った。
どうしたんだろう。心配してくれたのかな？

『安心してください。大丈夫です。私はここにいます。
今から庭に行こうとしていただけです。心配なら、一緒に行きませんか？』
私は、鬱さんの手を取り、歩き始めた。

ut 「そうか。よかったわ。」
鬱さんは、安心していたようでそのあと、どこかに連絡を取っていた。

１人目の幹部は、彼女に依存してしまったもののようだ。
自分は、彼女がいなかったら何もできない無能だと思ってるようで、
それまでしていた女遊びをぱたんとやめ、彼女のために仕事をするようだ。
彼女に褒められることが生きがいで、
いなくなってしまったらと考えると壊れてしまいそうだ。
次は、そんな彼の視点で先ほどの出来事を見てみよう。