Lost but unchanged ページ39
梓「安室さん、注文お願いできますか？」
「えぇ、もちろんです！」
声を大にして言いたい。
何 で お 前 が こ こ に い る ん だ 。
コ「どうしたの？Aさん」
貴「んー？梓さんは今日も可愛いなぁって」
梓「もう、Aさんったら！」
あの日から私は随分とポアロの常連になり、コナンくんとの情報交換場所として利用していた。とても居心地が良い。
───…良かったのだ、先日までは。
貴「……梓さん、あの方は？」
梓「え？あぁ、安室透さんです
つい最近からアルバイトとして働いてもらってるんですよ！」
もしかして一目惚れしましたか！？と目を輝かせて聞いてくる梓さん。それを否定すれば目に見て分かるほどに肩を落とした。
そんな時、明るい声が響いた。
「お待たせ致しました！
ミルクティーとアイスコーヒーです」
貴「…ありがとうございます」
褐色肌に金髪のブロンドヘア、そして綺麗な碧眼。
その日本人離れした容姿をした男は紛れもない私の同期で、陣平以上に会いたくなかった友人の一人、降谷零だった。
安「梓さん、そちらの方は常連さんですか？」
梓「はい！常連さんの永榮Aさんです！」
はい、知ってるーーー。
絶対こいつ心の中で「まぁ、知ってますけど」とか思いながら笑顔で聞いてるんだよ。悪魔か。
するとその悪魔は普通の女の子が見たら惚れてしまいそうな、天使のような笑顔で私に手を差し出してきた。
安「安室透です
よろしくお願いします、Aさん」
貴「こちらこそよろしくお願いします、安室さん」
差し出された手を握った瞬間とてつもない力が加った。
ミシミシミシという効果音がつきそうなほど握力を込められている私の手は骨が悲鳴を上げている。こいつは悪魔でも天使でもない、ゴリラだ。
安「今失礼な事を言われたような気が」
貴「イッタタタタ！すみません痛いです！！」
安「これは申し訳ありません
綺麗な方だったのでつい力が入ってしまいました」
貴「褒め言葉として受け取っておきますね…！？」
安「それはご自由に」
きっと私と安室さんの間には火花が散っているだろう。
コナンくんと梓さんは、私達のこの様子を見て頭にクエッションマークを浮かべている。そんな時グッドタイミングで客が安室さんを呼んだ。
安「おや、それでは失礼します」
彼が去り際に私に向けた目は確かにこう言っていた。
─────話がある、と。
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小雪(プロフ) - 夏樹さん» 初めまして！BBちゃん可愛いですよねー！ムーンキャンサー欲しいですけど巌窟王ほしい…！来年復刻くるのを願いましょう…！（笑）続編作りましたのでそちらも見ていただければ嬉しいです！！ (2018年8月24日 13時) (
レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - 初めてまして。私はBB推しなのですがメイヴ様2枚だけでしたよ。更新楽しみにしております。 (2018年8月24日 13時) (レス) id: 38b3a28175 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - りんごさん» 例のエンディングの安室さんの寂しげな背中を見て「ポアロで安室さんを幸せにしたい！！！」という謎の使命感にかられて書きました（笑）ほっこりしていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2018年8月23日 16時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 仲が良いですね〜 見ててほっこりします笑 更新頑張ってください！ (2018年8月23日 10時) (レス) id: 0d67710dc7 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 純白さん» リクエストありがとうございます。そうなんですよねー…イチャイチャシーン私も書きたいです……次の本編が一段落して緋色シリーズが始まる前辺りに少し番外編でイチャイチャさせようかと思ってます！（笑）更新頑張らせていただきます！！ (2018年8月21日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2018年7月18日 13時
