望む＿2【的場静司】

特別編4 ページ26

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4.授業中
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夏目ver.


夏「Zzz……………」
「夏目〜、起きて〜」

授業中ですが、彼は寝ています。まぁ、いつも通りですよね。そして、隣の席の貴女は夏目を起こす役です。隣なので。
何度揺すっても起きません。そろそろ面倒になってきたので、マーカーで顔に落書きしてやりましょう

例えば、鼻の穴を黒く塗りつぶすとか(ショボっ)…………瞼に目を書くとか(レディー・ガガ)……そこはお任せします。
起きたときの夏目の反応が楽しみですね




田沼ver.


「何それ……キモチワルイね…」
田「これ、前見た妖なんだ。朝起きたときに鏡の前にたったら後ろにいたんだ」

「ぇ………(怖っ)」

自習中、左隣で一生懸命ペンを走らせている田沼をみて、感心してノートを覗いてみると、謎の妖の絵が………
ノートの端に書くlevelのショボい絵ではありません。意外と美術的センスを兼ね備えているため、ハイレベルです。

それにしても鏡の中で後ろに妖がたっていたって怖いですよね………




西村ver.


「ねぇ、バレるよ？」
西「だいじょうぶ大丈夫。……あ、Aも欲しいとか？！」

いつも数学の時はHRと席が違い、前の席が西村なんですが、教科書を立てて先生に見えないように何かをしています。
早弁です

あらかじめパンを買ってきていたのか、教科書を見ているふりをしながらパンを食っています。その慣れた手付きは常習犯の証。

折角注意してあげたのに食べることを辞めません。だいじょうぶです。そのうち怒られますから。何故でしょう？……貴女がチクるからですよ




北本ver.


北「ここはこうしてこうやる……そこまでは分かるよな？」
「うん、で、ここ場合分けするんでしょ？そこからどうするの？」

北本はきちんと授業を聞いていて賢い上、面倒見がいいので、授業中に北本に解決を頼むと、親切に教えてくれます。しかも、分かりやすい。流石。

距離を縮めるための良い口実ですね。でもあまり分からないところがある。と頼みすぎると馬鹿だと勘違いされてしまいます。気を付けましょう。それでも良いと言う方はどうぞ




ちょこっと多軌ver.


「多軌チャーン………」
多「…………」
「多軌ちゃん？」

多軌は集中力がすごい気がします。誰よりも、ちゃんとメモも取って、真面目で静かなイメージ。
授業中は集中しているため話しかけても反応がありません。嫌われてるわけではありませんよ？授業終わりにもう一度話しかければきちんと反応してくれますよ。

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