望む＿2【的場静司】

特別編1 ページ23

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1.偶然会った
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夏目ver.


「あ！夏m＿＿」
夏「?!ごめっ、また後で！！」

お母さんと竹の子をとりに山に入っていった時、偶然夏目がいたのですが、妖に追いかけられていたため、名前を呼ぶまもなく、目の前を風のように通りすぎていきます。
もはや会ったと言えないレベルの速さ。

妖が見えないお母さんに、“あの子は大丈夫なのか”と心配されます(多分頭がって意味)




田沼ver.


田「あ、A。おはよう」
「おはよう！」
田「荷物一杯だな。家まで持つよ」

朝から親にこき使われて、買い出しに行った帰り道の途中、田沼にバッタリ会います。ほんとうにラッキーです。
田沼は優しいので、両手いっぱいの荷物を見ると、自分の用事そっちのけで手を貸してくれます。ついでに仲も深まる。

家に着いた後、田沼は本来の用事を思い出して、即Uターンしていくはず




西村ver.


西「お！Aじゃん！」

西村は基本、勉強をしないので、外をいつもフラフラしています。そこで散歩中に遭遇してしまいました。余程暇なのか、そのまま散歩についてきます。

その間隣では一生懸命西村が色んな話をしてきます。少々鬱陶しいと思うときもありますが、話はまぁまぁ面白いです




北本ver.


「北本、それ何の本？」
北「ケーキの作り方が書いてある本。妹の誕生日近いからさ、ケーキでも作ってやろうかと思って」

いつも行く本屋さんの料理コーナーに一人、北本がいるのを偶然見つけました。妹さんのために一生懸命その本を難しそうな顔をして読んでいました。

“今度作り方教えてあげようか？”とか言って誘ってみると、喜んでうなずいてくれます。学校外で会う口実GET

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