第四十四話 ページ13
Aside
「え？」
名「俺の使ってる、仕事用のマンションがあるんだけどね、無駄に広い上、使うことも滅多に無いんだ。だからもし、これが終わって、その意思も変わらず、話し合えて、了承をえられたなら
＿＿＿＿＿＿＿＿おいで 」
そういって、ポンポンと頭を撫でてくれる名取さん。
(でもそれって、結局名取さんの家に居候させてもらうってことで、私が持ち込んだりしたら、どのみち危ないし…部屋だってただで使わせてもらったり、迷惑なんじゃ＿＿)
名「＿大丈夫。もし何心配してるのか知らないけどさ。おれは、もし何かもって入ってきても、祓えるから。
それにお金の問題だって、心配要らない。俳優もやってて祓い屋もやってるんだ。ガッポガポだよ」
名取さんは、手でお金のマークを作り、いやらしく笑う。なんだか、いつもの名取さんだ
名「そのかわり、おれは使うことが少ないから、一人で生活するようになるけど、大丈夫？」
「はい、ぜひ！本当に、有難うございます！」
斑「おいお前達、何をグズグズしている」
突然おじさん臭い声がしたと思ったら、襖からそのデカイ顔だけ覗かせているにゃんこ先生が
名「はは。ごめんごめん、立ち話してたんだ。君は何しに？」
斑「夏目が心配だというから見に来てやったのだ(｀´)それだというのに、様子見が終わったのなら、とっとと戻ってこんか！(｀ヘ´)」
ぷんぷん怒る先生。
でも、先生がここにいるということは、今夏目は、部屋で一人きりということになる
「まだ行ってないんだよ。今から行くよ。ほら、先生は戻っててくれないか？夏目が少し心配だよ」
名「そうだね、少し急ごうか」
その言葉に私もうなずき、小走りでカウンターまで行っては見たものの、どうやらもうチェックアウトしているようで……
斑「くそう、後手後手ではないか！(｀´)お前のことは今まで“胡散臭い奴”だったが今日からは“裏目”だ！“裏目の名取”だ!!!(｀ヘ´)」
そんな名取さんの肩の上で暴れる先生。けどそれに対して抵抗する名取さん
名「なにか言ったか猫饅頭(｀□´)」
そしてそのままﾎﾟｶﾎﾟｶと喧嘩が始まった
「おい！そんな今年照る暇はないだろう？早く戻ろう」
(なんだか、嫌な感じがするんだ……)
私の言葉に、二人の喧嘩はピタリと止まり、なにかに気づいた様子の名取さんが窓から身をのりだし、外を見ている。私も近寄ってみてみると、女の人が外を走っている
名「！あれは……」
斑「む、南の方へ走っているな」
名取さんは、もしかするとあの女を知っているのかもしれない、けど今は＿＿
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穴(プロフ) - ゆきさん» 初めまして！コメント、ありがとーございますっ。面白いっていっていただけて嬉しいです。更新がんばります！ (2020年8月17日 20時) (
レス) id: 53fc0a995b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして！最近読み始めたんですけど、とてもおもしろくて一気に読んでしまいました！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年8月17日 18時) (レス) id: 479321255e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穴 | 作成日時：2020年8月16日 13時
