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第四十二話 ページ11

Aside

そう言い、三人と一匹で向かった場所は_____

「すごい_綺麗」

丘のようなところまで来て、下を見下ろすと、小さいけれど、自然豊かで綺麗な村が1つ、広がっていた。なんだか冒険しているみたいで、少しワクワクする

それから、村に降りて聞き込んでみたりしたけど、人相手だと毎回黄色い歓声が上がる。もちろん名取さんのせいだ。

慣れたけど

途中、ニャンコ先生が何か騒ぎ出したから、手がかりでもあったのかと思ったけど、ただのうどん屋だった。
そこでお昼を食べることになったんだけと……そのお店の人に聞いてみると

店員「う〜ん。変わってるといえば、裏の宿に、長髪で片目を隠してるお客さんがとまってるらしいですよ」

どうやらそれは的場さんの情報だ。そんな格好してるのは、あの人くらいだ

夏「それにしても、すぐ場所が分かるなんて、罠っぽいですね」

名「そうだね。でも何かこう__いや、とにかく様子を見にいこう」

先程まで空を雲が埋め尽くしていたかと思うと、とたんに雨が降り出した。雨に塗られながらも、その的場さんが泊まっているという宿を訪ねてみることにしてみたのだけど。

ここで大変なことが分かった

店員「今の雨で、村の入り口のトンネルに落石がありまして。明日まで普通らしいですよ」

「「「え____!!」」」


こうして、突然の大雨により、的場さんが泊まっているらしい小さな宿に一泊することになってしまったのだった



私は、様子を見ると言って、出ていこうとした名取さんにひっついていくことに

名「てっきりAちゃんは夏目のところで待ってるかと思ったよ、どうして俺に?」

「いや、ただ……」

別に、今話すことじゃないかもしれない。名取さんのことだから、ちゃんと時間はとってくれると思うし。

名「あ……この間言っていたことかな?」
「はい…」
名「言ってごらん。おれが力になれることなら、手伝うから」

「どうやったら、強くなれるか、知りたいんです」
「それと、お金を稼いで、自分で生きていく方法を、教えてほしいんです」

私は、あくまで居候。塔子さんたちは家族だと言って、迎え入れてくれたけど、どこか、自分には場違いだと感じている。…こういうのは、似合わない。私には、似合わない。何が似合わないのか知らないけど、そう思ってしまっている自分がいた。

それに、夏目は塔子さんと遠い親戚であるから、引き取られるのは分かる。でも私は、ただの捨て子。それなのに、あの場所にいるなんて、図々しい。
迷惑でしかないのに、馬鹿みたいに喜んで。そこに居座るなんて、許されない

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(プロフ) - ゆきさん» 初めまして!コメント、ありがとーございますっ。面白いっていっていただけて嬉しいです。更新がんばります! (2020年8月17日 20時) (レス) id: 53fc0a995b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして!最近読み始めたんですけど、とてもおもしろくて一気に読んでしまいました!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年8月17日 18時) (レス) id: 479321255e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年8月16日 13時

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