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第三十二話 ページ1

Aside

翌日、眠れはしたが、目覚めの気分はあまりよくはなかった。理由はもちろん、昨日のあれだ

「ねぇ、夏目。もう一度あの羽の妖に話を聞いてみたいんだけど…」

先生には、ああ言われたけど、私は、納得できていない。後で、後悔するのは嫌なんだ

夏目は一瞬驚いたような顔をして、すぐにふわりと笑った

夏「おれもだよ。少し気になってたんだ。一緒に行ってみよう。森のお堂の辺りに」

「うん、ありがとう」

こうして、私と夏目で昨日のあの森のお堂の辺りに行ってみることになった。
もちろん先生はついてきたし、止められたけど、やっぱりどうしても行かなきゃならないとおもった
ここらへんには、私の知ってる妖も多いし、そいつらに何かあってからじゃ、とても遅い。
それに、人間相手ならどうにかなることだってある。

私は個人的に、あの綺麗な人が一連の事の仕業なのか、っていうのも確かめたいし。

私は違うやつだと思いたいけど……


そして、お堂の周りで夏目と先生、私の二手に別れて気聞こみをすることに。夏目は、みんなで行った方が安全だって言ってくれたけど、はやくしなくちゃならないし。友人帳を持ってるのも夏目だし。弱いし(ごめん夏目)。
危険なのは、夏目の方だからと、私は一人ですることを選んだ。
_________________



だが私の方は、結局そこまで有力な情報が集まることはなく、あの羽の妖にも遭えなかったため、諦めて夏目と合流しようとしていたが_

(森の中って広い!!__)

森の中は広すぎて、全く夏目と遭わない

「おーい。夏目ー」

声をかけながら進んでいく
《夏目とやらはあちらに行かれたぞ》
ぬっと横から妖が出てきて、指で方向を指してくれた

「わぉ…あ、ありがとう」

(びっっくりした…)

でもその親切な妖の言っていたことは正しかったようで。気配を探ってみると確かに、微かだけど夏目のような、少し妖力が感じ取れる。


(でも、これ遠くない?)

私はため息をつきつつ道なりに歩くのを諦め、直線で行くことにし、近くの藪を通り抜けることにした

でも、もう一度気配を探ってみると、気配が一つ増えている。しかも、さっきのより少し大きい
(先生が変化したのかな…でもこれは妖っていうより…)
背の高い草を掻き分け、直進していると_

第三十三話→



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(プロフ) - ゆきさん» 初めまして!コメント、ありがとーございますっ。面白いっていっていただけて嬉しいです。更新がんばります! (2020年8月17日 20時) (レス) id: 53fc0a995b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして!最近読み始めたんですけど、とてもおもしろくて一気に読んでしまいました!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年8月17日 18時) (レス) id: 479321255e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年8月16日 13時

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