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私とドラコはマントを被り、4階へコソコソと向かう。マントは思った以上に小さく、私達は密着せざるを得なかった。……バクバクと鼓動音が聞こえるが、これは恐らくドラコのものだろう。年頃の男の子だ。女の子がこんなに密着してたらそりゃあ緊張するだろうな、と思い、何も言わなかった。
「……遅い」
「そう言うな。ハリー達は来るさ、きっと」
「来なかったらどうする？最悪例のあの人が復活するかもしれないんだぞ……！」
「……君のお父上はそれを望んでいるだろう」
「……あ……」
私の言葉に、ドラコは閉口し、俯いた。……少し言い過ぎただろうか。
約束の時間から少し遅れて、ハリー達がやって来た。どうやらネビルに止められたらしい。どうやってそれを退けてきたかは教えてくれなかった。
「……さて、行こう」
私達はトビラを開けた。鍵は、掛かってはいなかった。
扉の奥では、三頭犬がグルグルと唸りを上げていた。足元にはハープが置かれている。恐らく、あれが鳴らなくなったら起きるという事なのだろう。
ロンが合図をすると、ハリーは徐に笛を取り出し、それを吹き始めた。心地よい音色が場を支配し、三頭犬はウトウトと頭を揺らすと、呆気なく眠りについた。
「……よし、これで通れるはずだ」
「流石だな、ハリー。それはハグリッドからか？」
「うん。クリスマスに貰ったんだ」
微笑むハリーを、ドラコが恨みがましげに見ていた。
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紙様 - めちゃくちゃ面白いです！！！！更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年10月5日 10時) (
レス) id: 8c73967388 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - この作品大好きです。更新待ってます！ (2019年9月19日 18時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
MRレナ - 面白いですね！続き楽しみにしてます！！ (2019年6月22日 9時) (レス) id: 459bc5a227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燃え尽きふぉっくす。 | 作成日時：2019年5月13日 23時
