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時が経ち、ハッフルパフ対グリフィンドールの試合の日になった。ハリーはとても緊張している様子だ。当然だろう、彼はシーカーで、しかも審判はセブ義兄上なのだから。
ハーマイオニーとロンは、義兄上が怪しい動きを取ったらすぐさま足縛りの呪文をかけるらしかった。ハーマイオニーが申し訳なさそうにしているのを見て、私は苦笑しながら返す。
「流石にセブ義兄上も公衆の面前で贔屓はしないだろう。栄誉あるクィディッチ試合の審判が贔屓をしたなんて外部に漏れたら大変だからな。ハリーを殺すかもしれない事についても同様だ。きっと杞憂に終わるさ」
「でも……スネイプ先生はあの時、ハリーを箒から叩き落とそうとしてたのよ」
「……それについては私は何も言えん。だが、私の知ってるセブルス・スネイプは、永遠の命に焦がれたりはしてない。それだけは知っていてくれ」
私がそう言うと、ハーマイオニーは困ったような表情をした。しかし、私達はそれ以上会話を交わす事はなかった。
「A！」
「……何の用だ、金髪の猿」
私の名前を呼び、目の前に現れたドラコに、私は蔑みの視線を向ける。ドラコはそれに一瞬たじろいだが、決心したようにこっちを真っ直ぐ見た。いつもの取り巻き達はいない様だった。
「……一緒に見ても構わないだろうか」
「……構うか構わないかで言えば構うが、此処に座るのを私が止める権利はない。……ただし、ネビルに謝ってからのはなしだ」
私の言葉に、ドラコは苦々しい表情を浮かべる。ネビルと私をチラチラ見比べており、どうして僕がこんな奴に、と思っているのが丸わかりだった。ネビルはドラコに若干怯えていたが、それでも目を離さずドラコ睨みを利かせていた。
「……悪かった、ロングボトム」
「……僕は、い、今の君が十人束になっても叶わないくらい、価値があるんだ。……だから、許してあげる」
渋々ながら謝ったドラコを、ネビルは許した様だ。私は2人の様子を見て、ほっと胸をなで下ろした。
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紙様 - めちゃくちゃ面白いです！！！！更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年10月5日 10時) (
レス) id: 8c73967388 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - この作品大好きです。更新待ってます！ (2019年9月19日 18時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
MRレナ - 面白いですね！続き楽しみにしてます！！ (2019年6月22日 9時) (レス) id: 459bc5a227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燃え尽きふぉっくす。 | 作成日時：2019年5月13日 23時
