【REBORN!】振り返ったら (ページ7)

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四話ページ7

"『暗殺部隊らしい…やりかたですねぇ…っ』"

"「おーっほっほっほ！いくら力が弱まっているからって、
最強の赤ん坊の一人で月のアルコバレーノである貴女に、
真正面から闘って勝つなんて無理に決まってますのもの！」"

崩れ落ち痛みに耐えながら話すAとは
対称的に余裕綽々とAを見下ろすルミナス。

「え、あの人アルコバレーノなの！！？赤ん坊じゃない…！！」と騒ぐ沢田に
リボーンが「彼奴はまた別件なんだ」と沢田の方を見ずに言う。

沢田側の守護者が、不安そうにモニターを見つめている。
助けに行きたいが赤外線が邪魔して何もできない歯痒さに耐え忍んでいた。

そんな観覧席側の事など知らないのか、ルミナスがペラペラと喋りだす。

"「フフフ、しかも貴女、人を殺せないらしいじゃない？
　つまり、如何にかして私が貴女に勝てば、私は負ける心配が無いもの！
　月のアルコバレーノのことは調べてあるわ…！

　昔、ヨコハマにあったポートマフィアにいたんですってねぇ？
　全然記録に無くって探すのが大変でしたのよ？

　まぁ、それだけポートマフィアとかいう組織が小さく弱かっただけでしょうけれど！
　そんな所にいた貴女も、弱くって当然ですわよね。
　最強と聞いていたけれど、とんだ法螺話ですわ。」"

長々と語ったルミナス。
その顔は既に自分が勝つのは当然とでもいうような顔だった。

"『…煩い』"

"「潰れたポートマフィアのボスはどれだけマヌケだったのかしら？」"

Aの言葉が聞こえないのか、其れとも聞こえぬフリをしているのか。
ルミナスは喋るを止めなかった。