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夢主 Side



「カンシオン練習生」



ジウニヒョンをトップバッターに3スターのテストが始まった。


ジウニヒョンはとても上手だったのに、3スターだった。


あれで3スターなのか、、


オールスター上がれるかな、、?



そんなことを思っていると僕の名前が呼ばれた。

僕が立とうとすると、ジウニヒョンが僕の背中を軽く撫でてくれた。



よし、頑張ろう!



僕が立ち上がると、ジョンウヒョンが



ジョンウ「シオナ、オールスターカジャ!」



と、叫んでくれたので、ネ〜と言って先生方の待つ部屋に向かった。



皆のパフォーマンスを観ていた時は緊張していたのに

何だか今は楽しみな気持ちの方が勝っていた。




レベルが落ちるかもしれないし、上がるかもしれない。


このドキドキ感は久しぶりだった。


ああ、僕、今練習生なんだ。


あの時、参加出来なかったものに参加出来ている。


ケタくんが味わったものを僕も今味わってるんだ。



そう思うと、どんどん口角が上がっていくのを感じた。



早く皆に観てもらいたい。


早く。


今ならなんでも踊れる気がする。


楽しみだ。






シオン「ネ、アニョハセヨ。

Kグループ練習生、カンシオンです。」




最初の体勢になると、音楽が流れる。


音に合わせて踊る。



テストを行っている今は

先生方も、待機室にいるほかの練習生も、僕しか見ていないだろう。


皆が見ている。


皆の目には僕しか映っていない。


この時間は僕だけのものだ。



ああ、楽しい。


楽しすぎる。


もっと踊っていたい。



僕をもっと見て!




「난 빛나!」



終わった。


あっという間だった。


とても楽しかった。



先生方からお疲れ様と拍手が送られる。



「カムサハムニダ〜」



お辞儀をしテストの部屋を後にした。



モニターの前に立つと急に不安になった。


表情はちゃんと作れていただろうか。


ちゃんと踊れていただろうか。歌えていただろうか。


先程までの集中が切れて、あまり覚えていない。



でも、あんなに楽しかったんだから大丈夫。


ちゃんと僕のステージに出来たはず。


大丈夫。大丈夫。


目をつぶり何度も唱えた。



そして目を開けると、星が4つ並んでいた。



やった、オールスターだ、、

良かった。


やった、嬉しい。本当に嬉しい。


やっと誰かの目に止まった。


良かった、、


嬉しくて涙が溢れた。

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設定タグ:男主 , ボイプラ , BOYSPLANET   
作品ジャンル:タレント
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ゆず(プロフ) - フィルスペってチェチェボボ✒️でも見れるお話になりますか?💦自分勝手なコメントで申し訳ないです🙇‍♀️ (2023年5月1日 21時) (レス) id: 843a0c5854 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒟蒻畑 | 作成日時:2023年4月9日 1時

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