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部屋にもう一つあった窓を開け、
自分の匂いが彼に届かないようにせめて部屋の端の椅子に腰掛ける

ベッドの上でまだ不機嫌な五条君をどう宥めようかと考えていたが、
急に動いたせいで傷の痛みが増してしまった






『夜蛾先生が動いてくれたの?』


「そう。今も上に猛抗議してる。」








『本当に優しい人。学長の椅子が遠ざかるのに。』


「普通だろ。もし俺が教え子を餌にされたら関わった奴は全員殺す。」







『教師志望?いいじゃん。』


「例え話だよ。」






ベッドにうつ伏せに寝転がり
怠そうに視線を向ける仕草は確かに教師向きではないが、
生徒想いの良い先生をしている彼も想像してみれば
案外しっくりくる









「…そっち行っていい?」


『駄目。』






「じゃあこっち来て。」


『嫌。…寂しんぼだね。』






「惚れた?」


『…まだ。』

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(プロフ) - 凄い面白いです!休校中の楽しみですねもう。更新応援してます! (2020年4月13日 10時) (レス) id: b1b211da94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年4月11日 13時

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