検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:774,210 hit

3 ページ4

:




「絶対ブスだよ。力は並みのくせに顔は隠して自分に酔ってるタイプいるよね。女の呪術師は特に。」

「見てもないのに決めつけるのは良くないよ。目元を隠す呪術師は大勢いる。お前だってサングラス付けてるじゃないか。」



教室に帰ってきた3人の話題は先ほど担任と話していた4年の先輩
大きな黒いフードのせいで顔は見えなかった彼女を
五条は不細工に違いないと散々貶している

去年は任務で海外にいる3年が1人いると噂になっていた
実際交流会には彼女の代わりに五条が1年生だが参加している
高専では4年にもなるとほとんど授業はなく毎日が任務漬けだ
なかなか見ないレアキャラを見つけたかのように
珍しく他人を話題に上げて盛り上がっていた





「俺のはそういうのじゃないし、顔も力も最高にいい。」

「気になるんだろ。認めろよ。小学生じゃないんだ。」




ブスだ陰キャだと貶しているが
事実、五条が術式も実力も名前さえも知らない
1度見かけたくらいの人の話をここまで引きずるのは珍しい






「ブスはタイプじゃねえよ。だいたい何でお前ら何も感じてないわけ?花粉症かよ。」




まだ匂いがどうのと言っている五条を無視して
同中の先輩だという硝子に体を向ける夏油
唯一先輩の顔を知っているのは彼女だけだ



「硝子、先輩が映った写真ない?」

「この携帯には入ってない。」





「どんな人なんだい?」

「美人だよ。うちの中学では1番モテてた。…でも、めっちゃ軽い。」





「軽い?」

「あんま人に執着なくて、誰かと付き合ってるの見たことない。」





「へぇ…。お前に似てるね、悟。」

「冗談だろ。」







舌を出して心底不快そうな声を上げる五条
まだもう少し煽ってやりたかったが担任が入ってきたことで
途中だがこの話題も打ち切られた


ぜひ次はフードの中の顔を拝見したいと思いながら
午後の演習の説明に真面目に耳を傾けた

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (280 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
663人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 凄い面白いです!休校中の楽しみですねもう。更新応援してます! (2020年4月13日 10時) (レス) id: b1b211da94 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年4月11日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。