――７―― ページ8
A「そういや隼人くんちのお母さんって何してる人？」
隼人「！…」
隼人くんは一瞬固まった。
だがこれももちろん私の想定内である。
A「近所なのに全然見かけなくてさ。隼人くんはよく１人で弟くん達の面倒見てるでしょ？なんか気になってさぁ」
隼人「…あー…」
隼人くんは本当の事を言っていいかどうか考えているようだった。
A(実際に色々話してみてわかったけど、なんとなくこの子、人を信用しない感じあるんだよね…。もうちょっと話しても大丈夫な相手感出した方がいいかな…)
A「なんか色々困ってるんじゃないかって心配でさ。ほら、未成年だとやっぱりできることにも限界があるじゃん？だから私に何かできることないかなーって…」
A(ここで私を使える奴だと思ってさえくれれば…！)
隼人(…話して共感してもらえれば、この先も飯おごってくれる可能性はあるよな…)
隼人「…。暗い話になるけどいい？」
A「もちろん。」
A(きた…！)
隼人「俺は父さんが居ない。もう何年も前に出ていった。」
A「うん、」
A(やっぱり…)
隼人「母さんも病気で寝込んでて、とても働ける状態じゃない。それで母さんはばあちゃんちで面倒見てもらってる。」
A「……」
隼人「母さん、元々父さんとの結婚も反対されてたんだって。だからその父さんとの子ってだけで俺達兄弟はばあちゃんに良く思われてなくて、母さんと一緒にばあちゃん家で暮らさせてはもらえない。だから今は俺達兄弟３人で昔母さん達と住んでたあのアパートに住んでるんだよね。」
A「…そうだったんだ…それは大変だったよね…。だから隼人くんが買物とか行ってたんだ。」
隼人「うん。弟の雄太と瞬もまだ小さいから、俺がしっかりしなきゃって…中１じゃバイトすらできないだろ？だからこの年齢でも稼げるようにってジャ●ーズの試験も受けたんだけどさ…」
A「うん、」
隼人「書類審査までは通ったんだけど、恥ずかしい話、歌とかダンスとか俺全然ダメでさ。さすがに無理だった。」
A「なるほど…話してくれてありがとう。この事は誰にも言わないよ。」
隼人「…ありがとう。」
ラッキーアイテム
隼人のタオル
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野生のスタッフ(プロフ) - 莉沙さん» 通知来てなくて返事に気付かず遅れてしまい申し訳ありません！ ありがとうございます！ パート６以降の続きも張り切って作っているのでアップはいつになるかわかりませんが楽しんでいただけると嬉しいです！ コメントありがとうございました！ (2016年4月23日 17時) (
レス) id: 3068e57cd7 (このIDを非表示/違反報告)
莉沙 - これ見たぜ！めっちゃいい作品だぜ！ (2015年1月12日 4時) (レス) id: e39965f478 (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - ばっしゅさん» ありがとうございます。応援励みになりますm(_ _)m 続きのパート５以降はまだいつになるかわかりませんが一昨日も昨日も今日も作品にとりかかっていました。できるだけ早く納得できるものに仕上げ、アップしていこうと考えております。ありがとうございます。 (2014年8月25日 21時) (レス) id: 5818d612b4 (このIDを非表示/違反報告)
ばっしゅ(プロフ) - 野生のスタッフさん» ですよね；；；お節介ですいません・・・(´A｀)作品、とっても面白いです！更新待ってます(´▽｀*) (2014年8月25日 20時) (レス) id: 211a3ef49a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - ばっしゅさん» 公式ではそうですよね。存じております。 これ投稿したのはゲーム発売前だったので瞬木くん達の学年が公になる何ヶ月も前だったんですよね。なので公式は公式、こっちはこっちとして扱ってくださると有り難いです (2014年8月22日 18時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生のスタッフ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/dengonaban/
作成日時：2013年8月6日 21時
