――16―― ページ17
A「間違ってないよ、それ。」
隼人「え？」
A「その年齢で上辺だけの関係が大事だって事がわかって、尚且つちゃんと本音と建前を使い分けることができてる隼人はすごいよ。」
隼人(…てっきり怒られるものかと…)
A「もちろん『誰とでも上辺だけの関係でいるのが大事』って意味じゃなくて『誰とでも上手く関わっていけるスキルを身につけることが大事』って意味なんだけどね。」
隼人「大丈夫、それはわかってるよ。」
A「うん、…ただ私は…隼人の本音ももっと知りたいなって。」
隼人(……)
隼人「後悔するから、やめといた方がいいと思う。」
A「それぐらい覚悟の上だよ。ま、私には話したくない事だってあるだろうし、すぐには無理だろうから、いつかそのうちね。おやすみ。」
私は隼人を抱き寄せ、ほっぺたに軽いキスをした。
隼人「っ///」
隼人(駄目だ…///この人の目的がわからない…///絶対何か裏があるはずなのに全然掴めない…///)
隼人は人間不信なことから、自分に優しくする人には絶対何か裏があるとしか思えなくなっていた。
そして学校や近所で自分が良く思われていないことから、自分の事を単純に好きでいてくれてるという発想もなかった。
隼人(だいたい…俺が嘘ついてるってわかって、それでも優しくするのかよ…///俺に優しくしてくれてるし使える奴だってのはわかったけど、これじゃますますわかんないぞ…///)
A「隼人〜」
ぐるぐると思考を巡らせている隼人を、私は温かく抱きしめる。
隼人「…///」
抱きしめるという行為は、全身で「好き」という気持ちを表すもの。
少なくともこの場合はそうだ。
それが恋であろうとなかろうと、愛情には変わりない。
人間というものは不思議なもので、嫌悪感のある相手でない限り、自分が相手に好かれればその人のことを好きになりやすい。
周りにあまり良く思われていなく、甘えられる相手の居ない隼人は特にその傾向が強かったのかもしれない。
隼人(なんだよ///…そんなことしたって…気に入っても信じてはやらないからな…///)
その夜、私は一晩中隼人を抱きしめながら眠った。
隼人も何だかんだで私を拒むそぶりは見せなかった。
私の今夜の作戦はほぼ成功した。
後は…
ラッキーアイテム
隼人のタオル
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野生のスタッフ(プロフ) - 莉沙さん» 通知来てなくて返事に気付かず遅れてしまい申し訳ありません！ ありがとうございます！ パート６以降の続きも張り切って作っているのでアップはいつになるかわかりませんが楽しんでいただけると嬉しいです！ コメントありがとうございました！ (2016年4月23日 17時) (
レス) id: 3068e57cd7 (このIDを非表示/違反報告)
莉沙 - これ見たぜ！めっちゃいい作品だぜ！ (2015年1月12日 4時) (レス) id: e39965f478 (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - ばっしゅさん» ありがとうございます。応援励みになりますm(_ _)m 続きのパート５以降はまだいつになるかわかりませんが一昨日も昨日も今日も作品にとりかかっていました。できるだけ早く納得できるものに仕上げ、アップしていこうと考えております。ありがとうございます。 (2014年8月25日 21時) (レス) id: 5818d612b4 (このIDを非表示/違反報告)
ばっしゅ(プロフ) - 野生のスタッフさん» ですよね；；；お節介ですいません・・・(´A｀)作品、とっても面白いです！更新待ってます(´▽｀*) (2014年8月25日 20時) (レス) id: 211a3ef49a (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - ばっしゅさん» 公式ではそうですよね。存じております。 これ投稿したのはゲーム発売前だったので瞬木くん達の学年が公になる何ヶ月も前だったんですよね。なので公式は公式、こっちはこっちとして扱ってくださると有り難いです (2014年8月22日 18時) (携帯から) (レス) id: 182ff83e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野生のスタッフ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/dengonaban/
作成日時：2013年8月6日 21時
